VAIO Phone A レビュー、値段以上の質感・性能で万人にオススメできる2万円台の格安スマホ

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VAIO株式会社が、4月7日に発売した格安スマホ「VAIO Phone A バイオ フォン エー」を購入したので簡単にレビューします。

 

 

VAIO Phone A のスペック概要・特長

VAIO Phone A のスペック概要を説明すると、現在では普通の大きさとなった5.5インチのディスプレイで解像度はフルHD(1920×1080)ディスプレイです。

SoCは一世代前になりますが今でも充分な性能を発揮するSnapdragon 617 MSM8952 1.5GHz オクタコア、RAM容量3GB、ストレージ容量は16GB、リアのカメラは1300万画素、前面カメラは500万画素とミドルレンジクラスのスマートフォンです。

VAIO Phone Aの特長は、同クラスのスマートフォンと比べて外装の質感がワンランク以上高いにも関わらず価格が24,800円(税込26,784円)安いことです。外装ボディはアルミニウムの削り出しで製造、仕上げにブラスト加工を施されています。

また品質面でも高品質を確保するために、VAIOが「安曇野FINISH」と呼んでいる日本での全数チェックを実施されています。

質感が高いのに価格が安い理由は、去年発売されたWindows 10 Mobile搭載「VAIO Phone Biz」(発売時価格 54,800円)の外装をそのままに、アンドロイドOSに変更しているため価格の安さを実現しているようです。

もう一つの特長として、2枚のSIMを同時に利用できる「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」に対応している事です。格安SIMとNTTドコモの電話番号を同時に待ち受けることが可能で、海外旅行に行った際も現地で購入したSIMカードでインターネットをしてNTTドコモの番号で待ち受けするといったことも可能です。

 

VAIO Phone A レビュー

VAIO Phone A の外観・付属品チェック

VAIOの文字が書かれただけのシンプルな箱です。裏面にはシリアルと機種名が書かれたシールが貼ってあります。

付属物は、USB充電器とマイクロUSBの充電ケーブル、説明書、SIMピン、「安曇野FINISH」と書かれた紙が入っています。イヤホンは付属していません。

 


USB充電器は、プラグの部分が折りたためないタイプのシンプルなACアダプターです。

 


前面のパネルはブラックで、ガラスも厚めで丈夫そうです。上下の額縁は広くなっていますがボタンはなくスクリーン上のホームボタンなどを表示します。フロントカメラと通話用スピーカーの間には通知用ランプが付いています。

 


裏面はアルミニウムの削り出し、仕上げにブラスト加工しておりVAIOのロゴが入っています。同クラスのスマートフォンと比べてワンランク上の質感です。スピーカーはモノラル。サイズは幅77.0 mm x 高さ156.1 mm x 奥行8.3 mmの重量は167グラムで持つと少しズッシリとしら感じです。

写真ではわかりにくいですがカメラのユニット部分がフロント・リア共に少しずれています。撮影は問題ないと思いますが少し残念な感じです。

 


下部は、microUSB端子とモノラルマイクがあります。

 


上部には、イヤホンジャックがあります。音質は良くも悪くも無いといった感じでノイズがのることもなく、音楽を聴くのも問題ないです。

 


右側面には電源キーと音量キーが付いています。

 


左側面はSIMスロットがついていますが、少し隙間が目立ち雑な感じです。開閉にはSIMピンが必要です。

 


SIMスロットは、microSIMとnanoSIMの2枚挿し可能なデュアルスタンバイ仕様です。奥のmicroSIMがSIMスロット1、手前のnanoSIMがSIMスロット2となります。

 

microSDを入れるSDカードスロットは、nanoSIMのスロットと共用になっており、nanoSIMと同時使用不可、排他仕様となっています。

 

同じ5.5インチのiPhone 7 Plusとの大きさ比較、ほぼ同じ大きさ。

 

iPhone 7 PlusもVAIO Phone Aも5.5インチディスプレイ搭載機としては大き目の部類です。

 

5インチディスプレイのXperia X Performanceとの大きさ比較。

 

左から5インチXperia X Performance、5.5インチVAIO Phone A、6.44インチのXiaomi Mi Max。

 

オリジナルアプリ無しのシンプルなVAIO Phone A

電源を入れ言語の設定、ネットワークの設定、Googleのアカウントの設定を行います。

 

デフォルトのシンプルなホーム画面です。余計なアプリは一切入っていません。

 

アプリ一覧を見ても、素のアンドロイドと同じでGoogleのアプリだけ。VAIO独自の管理アプリも無しです。独自アプリの有無は好みの問題ですが、ZenfoneなどはSIMフリー端末にも関わらず標準でインストールされているアプリが多くアップデート通知も頻繁で結構鬱陶しいので、シンプルな使い方をするのならVAIO Phone Aの方が良さそうです。

 

入力ソフトはGoogle日本語入力とJapanese IME。

 

アンドロイドのバージョンは一つ前の世代のアンドロイド6.0.1です。

 

ストレージは16GBで、実際に使える容量はデフォルトの状態で10GBほどです。

 

電話やインターネットを利用するには、SIMカードを入れてAPNの設定をする必要があります。設定→もっと見る→モバイルネットワーク→アクセスポイント名とタップして利用している格安SIM・キャリアのAPNを選びます。主要な格安SIM業者の設定は最初から入っています。

 

デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)対応

 

IIjmioふぉん(NTTドコモ回線)の音声通話SIMとLINEモバイル(NTTドコモ回線)のデータSIMを入れてみました。この機種は2枚のSIMを同時に利用できる「デュアルSIM・デュアルスタンバイ」対応機で、4G LTE+3Gの利用が可能です。

 

LTE 4G 拡張モードをオンにするとNTTドコモの「VoLTE」が利用できます。キャリアアグリゲーションで最大約225Mbpsのインターネット通信可能です。また、公式には記載されていませんがau回線(IIjmio)のデータSIMも電波の掴みが悪かったですが利用可能でした。

 

左側は、LINEモバイル(NTTドコモ回線)のスピードテストの結果です。見にくいですが4G+の表示がされているのでCA(キャリアアグリゲーション)していると思われます。

右側は、IIjmioみおふぉん(タイプA au回線)のスピードテストの結果です。但しIIjmioはVAIO Phone Aに関してはタイプD ドコモ回線のみ対応として販売しています。メインで使う場合はドコモ回線の格安SIMにしておくべきでしょう。

 

VAIO Phone Aのパフォーマンス

Antutuベンチマークの結果は45131でした。メールやLINEは余裕、重くないゲームなら問題なく利用できるレベルです。実際利用してみた感じも普通の用途ならスムーズで充分すぎるくらいでした。Geekbench 4のスコアはMulti-Coreが2039、Single-Coreが685でした。

 

VAIO Phone AでポケモンGO

ポケモンGOはARモードでも問題なくプレーできました。特に遅延することなく普通にプレイできます。長い時間プレイしてると背面が熱くなりますが普通に持つことができるくらいの熱さです。同じ位置ゲームのイングレスも若干GPSの精度が悪いかなと感じる場面もありますが問題なくプレイできるレベルです。

3Dを使った重たいゲームでなければ普通にプレイできます。

 

VAIO Phone Aのバッテリー持ちは?

まだ3日ほどしか使用していないのでバッテリー性能を評価するのは難しいですが、現段階の感じでは良くも悪くもなく普通といった感じです。バッテリーの持ちについてはまた追記しようと思います。

また、公式スペックには記載されていませんが、Quick Charge 2.0(QC2.0)に対応しているようで、QC2.0対応のUSB充電器に接続すると通知ランプが赤く点滅します。通常充電時は点灯のみ。

 

VAIO Phone Aのカメラの画質は?

リアカメラは1300万画素カメラが搭載されています。UIはアンドロイドの標準カメラアプリでシンプルながら使いやすくなっています。

カメラ性能は値段なりといった感じでメモ程度に写真を撮るには充分な画質です。暗い所でもピントが迷ったりしないのでストレスなく使える印象です。

 

設定でHDRやパノラマ写真も撮影可能です。

 

写真はすべてオートで撮っています。オートでは彩度が低い感じです。

 

VAIO Phone A まとめ、万人にオススメできる格安スマホ

24,800円(税込26,784円)という格安スマホと呼ばれるSIMフリースマートフォンの中でも安めの価格設定ながら、上位機種にも劣らない高品質な外観、独自アプリなしのプレーンなアンドロイドOSで癖の無い操作性、普段使いには充分すぎる性能など万人に勧められるスマートフォンです。

欠点である指紋認証センサーが搭載されていない事が気にならないのであれば間違いなく「買い」のスマートフォンでしょう。

また、自分の親など、中国や台湾のメーカーを使うことに抵抗のある上の世代の方にスマートフォンを選んであげる場合も、バイオのブランドなら納得してくれそうです。あまりスマホを使わないのにiPhoneを買うのは高すぎますしね。

 

IIJmioみおふぉんでSIMを契約すれば通常価格の5,000円引きの21,384円(税込)で購入できます。

 

LTE対応・広いエリアと高速通信。IIJmioの格安SIM

 

格安SIMが初めて設定などに不安がある人は、イオンの実店舗でサポートも期待できる「イオンモバイル」がオススメです。

 

業界最安級の格安スマホ「イオンモバイル」

 

スマホ本体だけ購入したい場合はソニーストアで購入できます。

 

ソニーストア VAIO Phone A(VAIO株式会社製) VPA0511S 送料無料
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VAIO Phone A (VPB0511S) のスペック、仕様

CPU : Snapdragon 617 MSM8952 1.5GHz オクタコア
GPU : Adreno 405
ディスプレイ : 5.5インチ FHD 1920×1080
RAM容量 : 3GB
ストレージ : 16GB(microSD対応upto64GB)
メインカメラ : 1300万画素 CMOS センサー
前面カメラ : 500万画素 CMOS センサー
OS : Android 6.0.1 Marshmallow
サイズ : 156.1 x 77.0 x 8.3 mm
重量 : 167g
バッテリー : 2800mAh
Wi-Fi : IEEE 802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth : v4.0
色 : シルバー
その他 : デュアルsim(micro-SIM,nano-SIM) , VoLTE
ネットワーク : LTE , CA対応
3G WCDMA対応 (バンド 1,5,6,8,11,19)
4G/LTE LTE対応 (バンド 1,3,8,19,21)

 

公式サイト
https://vaio.com/products/phone_a051/