タイのMVNOサービス「ペンギンSIM」の使用レビュー。月960円で通信無制限のSIM

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タイのMVNOサービス「ペンギンSIM」を試す

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タイで、3月1日よりサービス開始された新しいMVNOサービス「シム ペンギン (Penguin Sim)」を入手したので使用テストをしてみました。

 

タイのモバイルサービスは、大手の携帯キャリアAIS・True・DTACが主ですが、日本と同じようにマイナーですがMVNOサービスもあります。

 

普通にタイ旅行で使用する分にはAIS・True・DTACのサービスやプランの方が充実しており、タイのMVNOサービスを使うメリットは無いです。しかし1か月以上タイに長期滞在する場合、人によっては使い勝手の良いプランもあります。

 

今回、使って見た「シム ペンギン (Penguin Sim)」の特長は、通信速度が上限512Kbpsの通信量無制限の30日間プランが300バーツ(約960円)で使用できる事です。しかも現在はプロモーション期間中で通信速度上限が1Mbpsとなっています。テザリングも可能です。

 

追記 : 通信量無制限のプランが廃止となり、従量制のプランに変更されました。パッケージがかわいい以外は、使う価値が薄いSIMになってしまいました。低速で無制限通信を利用したいならCATの「my by CAT」かTOTが良いでしょう。

 

ペンギンSIMの概要

・タイCATテレコムの3G回線の周波数850MHz帯を利用したMVNOサービスで、LTE通信はなし。

・TrueとDTACが使えるスマートフォンなら、多分使える。タイで購入したスマートフォンでも850MHz帯に対応していない場合もあるので注意が必要。安価なスマホの場合、対応していない場合も多い。

・日本で購入したSIMフリー(アップルストアで購入)のiPhone・ipad、ドコモ・au・ソフトバンクでSIMロック解除したiPhone・ipadで使える。

・アンドロイドスマホは、日本で購入した3Gの850MHz帯に対応したSIMフリー端末(zenfoneシリーズ等)で使用可能。また、NTTドコモのSIMロック解除したプラスエリア対応のスマホでも使える可能性が高い。

・インターネット通信のパッケージがあり、通信速度が上限512Kbps(1Mbps)の通信量無制限の7日間プランが100バーツ、30日間プランが300バーツ。(税7%別)

・パッケージを利用しない場合は、通話料金は1秒当たり1サタン(1バーツ=100サタン)、インターネット通信は、1MB当たり25サタンだが、1日の支払い額の上限は20バーツとなっており、どれだけ使っても1日当たり20バーツを越えることは無い。

・現在プロモーション中で通信速度が上限1Mbpsだが、プロモーションが終われば512Kbpsとなる。この場合、CATテレコムのサービス「my by CAT」が、上限速度512kbpsで1カ月215バーツなので、こちらの方が安い。

・プリペイドSIMなので自分でお金をチャージして下記の番号をダイヤルする必要がある。

7日プラン *555*1 #
30日プラン *555*2 #
インターネット通信停止 *500#
インターネット通信開始 *501#
残高確認 *502#
電話番号確認 *504#
TOP UP(チャージ) *555* コード番号 #

 

ペンギンSIMの使用方法

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マイナーなSIMカードなので売っている所が少ないです。バンコクのモバイル関係の有名どころ、MBKやパンティッププラザ、フォーチュンタウンに置いてありますが扱っている店舗は少なくかなり探す必要があります。しかも人気があるためか定価49バーツなのに250バーツで販売している所もありました。

 

余談ですが、「携帯やスマホを買うならMBK(マーブンクロンセンター)」で的なこと良く聞きますが、マニアの人以外はMBKでiPhoneやスマホを買ってはいけません。

開封品を新品として販売していたり、並行輸入品でタイの周波数と合っていない場合や他国のSIMロック解除品であったりする場合もありますし、そもそも値段もそんなに安くはないです。タイ国内の正規品の価格はほぼ一律なので、セントラルワールドやサイアムパラゴン等のショッピングモール内にある家電チェーン店「Jaymart」「TG fone」「BANANA IT」等で買う方が良いです。7%のVAT還付の書類も発行してくれます。MBKは小物を買ったり、観光するところです。

 

自分が購入したのは、モバイル関係のチェーン店「Jaymart」で、定価で購入することができました。「Jaymart」は、BTSプロンポン駅直結のエンポリアムや大きいショッピングモール内にあります。確認していないですがタイのスーパー「ビックC」でも販売しているようです。

 

タイではSIMカード購入の際にパスポートやIDカードの登録が義務となりましたが、「Jaymart」ではパスポートでの登録が出来ず、タイ人の知人に替わりに登録して貰いました。また、AIS・True・DTACのSIMの様に、購入登録してすぐ使えるわけではなく、自分の場合は登録の翌日に使用可能となりました。

 

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中身は簡単な説明書とSIMカードです。

 

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SIMカードは3種類の大きさに対応したタイプです。

 

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プリペイドSIMなのでカードを買ってチャージする必要があります。裏に記載されているコード番号を入れてダイヤルします。

TOP UP(チャージ) *555* コード番号 #

 

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コンビニの前や駅に置いてある機械でもチャージすることが可能です。

 

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英語でも操作できます。今ではお得感のなくなったTOT系の「i-mobile 3GX」や「my by CAT」のチャージも可能。

 

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100バーツチャージしてみました。SIMカードには15バーツのおまけがついていますので合計115バーツになりました。7日プランに申し込んでみました。税金もあるので107バーツになります。申込は「*555*1 #」をダイヤルすれば完了します。

 

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インターネット通信開始は「*501#」をダイヤルする必要があります。何回かスピードテストしてみましたが、安定して1Mbpsの速度がでます。

 

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アンドロイド端末(zenfone2)でもios(ipadmini)、win端末(lumia435)でも問題なく通信することができました。

 

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どの端末も、設定なしで自動で繋がりました。3日ほど利用して通信量2GB以上使っていますが、速度規制も無く快適です。

 

公式サイト
http://penguinsim.com/home.html

 

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