2019年版、8インチクラスのタブレット比較です。日本国内で正規で販売されているモデルや音声通話可能なモデル、海外で発売されているタブレットについても記載しています。
現在8インチタブレットを発売している主なメーカーは、Huawei(ファーウェイ)・Lenovo(レノボ)・Apple(アップル)・Samsung(サムスン)・Xiaomi(シャオミ)・Alcatel(アルカテル)・ZTE(ゼットティーイー)・NECなどがありますが、日本で正規に販売しているのはHuawei、Lenovo、Apple、NECです。
Huawei(ファーウェイ)はアメリカとの問題により日本国内では新製品の発売がなく、サムスンは国内でのタブレット販売なし、ASUS(エイスース)はAndroidタブレットを発売しなくなってしまうなど8インチタブレットの新製品は少なくなっています。
8インチタブレットの比較 2019年版
2019年10月現在のオススメのタブレットは、高性能で長く使える「iPad mini (第5世代)」が一番、電話番号による通話が必要なら「MediaPad M5 lite 8」か「MediaPad M5」、とにかく安いタブレットが欲しいなら性能が悪いのは割り切って「アマゾン Fire HD 8」です。
通販サイトでは中国の無名メーカーの安いタブレットが販売されていますがOSが古かったり故障などのトラブルがあるのであまりお勧めできません。
※ 性能を知る基準となるantutuベンチマークは、antutu公式サイトやインターネット上のレビュー記事、youtube動画のレビューを参照しており各条件も違うのであくまで参考と考えてください。
MediaPad M5 lite 8 通話も可能なタブレット
2019年10月現在のベストバイは、すべての面で標準以上の性能ながら価格も安い「MediaPad M5 lite 8」です。ディスプレイはフルHD画質でHarman Kardon チューニングのステレオスピーカー、CPUはミッドレンジクラスのKirin710(スナドラ660と同等クラス)などでWeb閲覧や動画視聴などストレスなく使うことが出来、グラフィックの凝ったゲームをしないのであれば充分な性能です。
LTEモデル(JDN2-L09)なら通話SIMを入れれば音声通話も可能です。但し相手の声がスピーカーから聞こえるので、外で通話したい場合はイヤホンかBluetoothのヘッドセットを使う必要があります。欠点は充電端子が古い規格であるmicroUSBであることぐらいですが、特に問題は無いと思います。また現在販売されているモデルはGoogle関連アプリは問題なく使うことが出来ます。
2019年10月現在の価格はLTEモデルが3万円ぐらいです。
HUAWEI MediaPad M5 lite 8″ は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 710 2.2GHz オクタコア、RAMは3GB、ストレージ容量32GB、メインカメラは1300万画素カメラ搭載のミッドレンジクラスのアンドロイドタブレットとなっています。
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HUAWEI MediaPad M5 音声通話可、高性能タブレット
発売から1年以上経ちますが日本で販売されているアンドロイドタブレットでは高性能です。ディスプレイはM3と同じ高解像度の8.4インチWQXGA(2560×1600)を採用、Harman Kardonチューニングのデュアルスピーカーも搭載されています。LTEモデルは音声通話(スピーカー)が可能です。充電端子はMicro USBから裏表がないUSB Type-Cに変更され急速充電も可能。イヤホンジャックが無くなっている点が欠点です。
中国では最新モデルの「HUAWEI MediaPad M6 8.4」とゲーミングタブレット「HUAWEI MediaPad M6 Plus (高能版)」が発売済ですが日本で販売されるかは未定です。
2019年10月現在の価格はLTEモデル45,800円ぐらいです。
HUAWEI MediaPad M5 8.4 は、8.4インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ、CPUはKirin 960 2.4GHz オクタコア、 RAM4GB、ストレージ容量は32GB、カメラは1300万画素カメラ搭載のハイスペックなアンドロイドタブレットです。

5世代目のiPad mini
2019年3月に登場したiPad miniは先代モデルと外観はほぼ同じですがCPUは大幅に性能アップ、8インチクラスのタブレットでは最も高性能で3年4年は余裕で使えそうなレベルです。またApple Pencil(第1世代)に新たに対応しています。
電話番号で掛ける音声通話は出来ないですが、Wi-Fi + Cellular(LTE)モデルならLINEでの通話やスカイプ、wechat、Face Timeなどアプリでの通話は出来ます。またiPad miniでは使い勝手はイマイチですがIP電話「050 Plus」を使えば他のスマホや固定電話への通話も可能です。
電話番号による通話が不要であれば、iPad miniを買っておけば間違いないと思います。アップルストアで購入可能、WiFiモデルならAmazonでも購入可能です。2019年10月現在の価格はWiFiモデル45,800円(税別)、Wi-Fi + Cellular(LTE)モデル60,800円(税別)です。
新しい iPad mini (第5世代) は、7.9インチ(2048 x 1536)ディスプレイ、CPUはApple A12 Bionicチップ オクタコア 組み込み型M12コプロセッサ 、メインカメラは800万画素カメラ搭載のタブレットです。

アマゾン Fire HD 8 (Newモデル)
※追記 : 2020年版のFire HD 8が発売されました。今回は上位モデルでワイヤレス充電対応のFire HD 8 Plusも発売されておりコチラがお勧めです。
AndroidベースのFire OSを採用しているのでGoogle Playストアからアプリをインストールすることは出来ませんがメジャーなアプリはそろっています。性能は低く出来ることは限られていますが、Alexa対応、ステレオスピーカー搭載で価格が非常に安くAmazonのサービスを利用するのであればコスパは高いです。
販売されているのはWiFiモデルのみで価格は8,980円です。値段は安いですが動作はモッサリしているのでAmazonサービスだけ利用する、動画を少し視聴出来ればよいと割り切れる人向けです。
Fire HD 8(Newモデル) は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUは1.3GHzクアッドコア、RAMは1.5GB、ストレージ容量は16GB/32GB、メインカメラは200万画素カメラ搭載のFire OS (Androidベース)、WiFiタブレットです。

通話可能な「Lenovo Tab 4 8 Plus (レノボ タブ フォー エイト プラス)」
2017年11月に発売されたモデルですがレノボの直販サイトでまだ販売中です。OSはAndroid 7から8.1へアップデートしており、音声通話(スピーカーホン)も可能です。CPUはスナドラ625で現在も普通に使うのなら何とか大丈夫なレベルですが、ネットの評判を見ると不具合報告なども多くイマイチな様です。
直販サイトでの価格はWiFiモデルが26,945円、LTEモデルが31,339円です。
Lenovo Tab 4 8 Plus は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUは Snapdragon 625 MSM8953 2.0GHz オクタコア、RAM容量は4GB、ストレージ容量は64GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のミッドレンジクラスのアンドロイドタブレットとなっています。

CHUWI Hi9 Pro 通話可能な中華タブレット
いわゆる「中華タブレット」で海外通販サイトで販売されていた製品が、日本の周波数(バンド)に対応して正規に日本国内で販売されています。画面は非常に高解像度で、古いCPUですがAntutuベンチマーク9万後半とそこそこ使えそうな性能で通話も可能です。しかし不具合報告も多いようです。
中華通販サイトなら海外モデルが非常に安く買えますが不良があった場合の返品などが面倒です。2019年10月現在の日本で正規販売価格は17,500円ぐらいです。
CHUWI Hi9 Pro は、8.4インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ、CPUにMediaTek Helio X23 MT6797D 2.3GHz 10コア、RAM3GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のミッドレンジのアンドロイドタブレットです。
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海外で販売されている8インチタブレット
海外で販売されている8インチサイズのタブレットを紹介します。技適の問題(罰せられた事例は無いが電波法違反となる)やLTEモデルの場合 周波数の問題(ドコモ回線の場合、山間部や郊外で繋がりにくい)があるので日本国内でメイン端末として使うには積極的にはオススメできませんが、性能が良い端末があります。
HUAWEI MediaPad M6 8.4 日本での発売は微妙?
MediaPad M5の後継機で中国で2019年6月に販売開始したモデルです。CPUがKirin 960からKirin 980になり、バッテリー容量は5100mAhから6100mAhに容量アップしながらも重量はほぼ同じであるなど各部が順当の進化しており音声通話も可能です。
Google関連の問題が解決し、日本で販売されるなら8インチタブレットの本命はこのモデルです。
HUAWEI MediaPad M6 8.4 は、8.4インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 980 2.6GHz オクタコア、 RAM4GB、ストレージ容量は64GB/128GB、カメラは1300万画素カメラ搭載のハイスペックなアンドロイドタブレットです。

ゲーム特化のハイスペックモデル HUAWEI MediaPad M6 Plus (高能版)
「HUAWEI MediaPad M6 8.4」をベースにPC並みの液体冷却機能を搭載しゲームをするのに特化したモデルです。日本での販売の有無は不明、現在のところ海外通販サイトで購入してもGoogle関連アプリは使えない可能性があります。
HUAWEI MediaPad M6 Plus (高能版) は、8.4インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 980 2.6GHz オクタコア、 RAM6GB、ストレージ容量は128GB、カメラは1300万画素カメラ搭載のハイスペックなアンドロイドタブレットです。
※ Google関連アプリは使えない可能性あり

Xiaomi Mi Pad 4 手頃な価格だが少し面倒
中国のメーカーで世界的にも大手のXiaomi(シャオミ)のタブレットで、そこそこの性能ながら価格が非常に安くコスパが良いのが特長です。多くの中華通販サイトで販売されており入手はしやすいですが、基本は中国向けなので日本語ロケールは入っておらず色々と面倒です。
Xiaomi Mi Pad 4 は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUにSnapdragon 660 AIE SDM660 2.2GHz オクタコア、RAM3GB/4GB、ストレージ容量は32GB/64GB、メインカメラは1300万画素カメラ搭載のミッドレンジのアンドロイドタブレットです。

Galaxy Tab A (8.0”, 2019) 安定感のあるタブレット
海外で評判の良い大手サムスンのGalaxy Tabシリーズ。本機もエントリークラスながらアジアを中心に売れているモデルです。Sペン対応のモデルもあります。日本では販売されておらず、海外通販サイトでも扱いが少ないので日本国内では入手が困難です。
Samsung Galaxy Tab A (8.0”, 2019) は、 8インチWXGA(1280×800) ディスプレイを搭載し、CPUはSnapdragon 429 SDM429 1.95GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラ800万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドタブレットです。

Lenovo Tab M8 (2nd Gen) エントリータブレット
海外で発表されたエントリークラスのタブレット、レノボは日本でもタブレットを積極的に販売しているので国内販売される可能性はあります。CPUはMediaTek Helio A22でAntutu62000なので性能面は期待できません。
Lenovo Tab M8 (2nd Gen) は、8インチWXGA(1280×800)又は WUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはMediaTek Helio A22 MT6761 2.0GHz クアッドコア、RAM容量は2GB/3GB、ストレージ容量は16GB/32GB、メインカメラは500万画素カメラ又は1300万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドタブレットとなっています。

日本で販売されているローエンド~エントリークラスの8インチタブレット
価格1万円~2万円ぐらいで日本で正規販売されている8インチタブレットは、ローエンドからエントリークラスの性能でキビキビした動作は期待できません。またOSも古いものが多く今から購入するのはオススメできません。割り切って安いタブレットを買うのなら用途を絞ってアマゾン Fire HD 8がよいと思います。
FRONTIER LT101 ローエンドの8インチタブレット
2019年6月に発売されたモデルですが、かなり低スペックでWeb閲覧やyoutube動画を見るだけでもストレスを感じると思います。直販サイトで13,800円(税抜)と安いですが、他のタブレットにしておいた方がよいでしょう。
FRONTIER LT101 は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはRockchip RK3126 1.2GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは200万画素カメラ搭載のエントリーのアンドロイドWiFiタブレットとなっています。

フルHDの8型タブレット「BLUEDOT BNT-802W」
2019年11月下旬に発売予定のWiFiタブレットです。ディスプレイはフルHDで価格を考えると頑張っていますが、CPUはエントリーからローエンドクラスなので、モッサリ動作と思われます。価格は12,480円(税込)。
BLUEDOT BNT-802W は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8163 1.3GHz クアッドコア、RAM3GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは500万画素カメラ搭載のアンドロイドWiFiタブレットとなっています。

ドンキ「電子コミックス 読みまくリーダー」
ドンキ「情熱価格」の電子コミック・雑誌を読むことに特化したAndroidタブレットで、1万円以下の価格が話題ですが、HD以下の荒い画質で古いCPUにRAM1GBと電子コミックを読みまくるにも動画を閲覧するのにも厳しい性能です。
電子コミックス 読みまくリーダー (YMR8-DS)は、7.85インチXGA(1024×768)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8163 1.3GHz クアッドコア、RAMは1GB、ストレージ容量16GB、メインカメラは500万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドWiFiタブレットとなっています。

Lenovo Tab E8
レノボの直販サイトで13,730円で販売中のモデルですが、OSはAndroid 7でCPUも遅いです。ネットでの口コミ評判もあまりよくないようです。
日本で販売する「Lenovo Tab E8」は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8163B 1.3GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは500万画素カメラ搭載のエントリースペックのタブレットとなっています。

NECの8インチタブレット LAVIE Tab E TE508
2017年発売の古いモデルですがNECの直販サイトで販売されています。NECなのでサポートの安心感はありますが、中身はLenovo製タブレットでCPUも遅いです。OSは古いAndroid 7.1。
LAVIE Tab E TE508/HAW は、8インチWXGA(1280×720)ディスプレイ、CPUはQualcomm APQ8017 (Snapdragon425相当) 1.40GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは 500万画素カメラ搭載のエントリースペックのアンドロイドwifiタブレットとなっています。

キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)が販売する8インチタブレット
NTTドコモ・au・ソフトバンクのキャリアでも8インチタブレットが販売されていますが、維持費や端末代など含めて考えると割高になりがち契約も必要なので、サポートが欲しい人以外にはあまりお勧めできません。ラインナップ数も少ないです。性能が微妙なモデルも販売されているので注意が必要です。
NTTドコモタブレット dtab compact d-02K
ファーウェイ製のエントリータブレットです。防水防塵対応でデュアルカメラ搭載という珍しいモデルです。
dtab compact d-02K は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 659 2.36GHz オクタコア、RAMは3GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは1300万画素+200万画素デュアルカメラ搭載のアンドロイドタブレットとなっています。

auタブレット Qua tab QZ8 (キュア タブ)
京セラ製のエントリータブレットで防水防塵に対応しています。
Qua tab QZ8 (キュア タブ キューゼットエイト) は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 430 MSM8937 1.4GHz オクタコア、RAM容量は3GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは1300万画素カメラ搭載のアンドロイドタブレットとなっています。

ソフトバンクタブレット MediaPad M3 Lite s
2017年発売のファーウェイ製タブレットですが、RAMが2GBしかないのは色々と厳しい、購入はやめておいた方がよいでしょう。
HUAWEI MediaPad M3 Lite s は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 435 MSM8940 1.4GHz オクタコア、RAMは2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のアンドロイドタブレットとなっています。

ソフトバンクタブレット Lenovo TAB3 (レノボ タブスリー)
レノボ製のエントリータブレット、2016年発売当時もエントリークラスの性能だったモデルです。値段が安くても購入はやめておいた方がよいでしょう。
Lenovo TAB3 は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUは Mediatek MT8735 1.3GHz クアッドコア、RAM容量は2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは500万画素カメラ搭載のエントリースペックのアンドロイドタブレットとなっています。

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