IIJmioモバイルサービスの「タイプA」のレビュー
格安SIMの「IIJmio(アイアイジェイミオ)モバイルサービス」のファミリープラン(SIM3枚)を利用しているのですが、10月1日よりauの4G LTE回線を利用した「タイプA」が開始されたので、1枚のSIMをドコモ回線の「タイプD」から「タイプA」に変更してみました。
特にau回線にしたかった理由も無いのですが、ファミリープランのSIM3枚の内1枚使っていなかったので興味本位で変更してみただけです。今のところau回線の「タイプA」にするメリットは少なく、むしろデメリットばかり目立つので、特に理由が無い限り「タイプD」にしておくのが無難です。
au回線「タイプA」のデメリット
・SIMフリー版のiPhone,ipadでもテザリングが使えない。
・SIMフリーのアンドロイド端末でも対応する機種が少ない。
・さらに、アンドロイド端末のデータ通信は出来ても通話はできないスマートフォン(VoLTE非対応)もある。
au回線「タイプA」を利用するメリット
・auの電波が入り、ドコモの電波が入らない場所に住んでいる場合
・株や為替の取引をしている人は、何らかの理由でドコモや自宅の回線で通信できなくなった際のバックアップ回線として利用できる。
「タイプD」から「タイプA」への変更は、会員ページから簡単にできます。タイプDのSIM種類は、データ・SMS・音声の3種類ですが、タイプAはSMS・音声の2種類です。タイプDのデータとタイプAはSMSは同じ月額料金です。
今回は、タイプDのデータからタイプAはSMSに変更しています。
「タイプA」回線を使ってみる
申し込みから3日ほどでSIMカードが届きました。SMSのSIMカードです。
microSIMやnanoSIM、通常のSIMと3種類の大きさに対応しタイプです。
写真がぼけてしまっていますが、SIMカード(VoLTE対応)にはMVNOとしっかり記載されています。
ドコモ回線のDタイプのSIMを使っていたipad mini4に入れてみると、特別な設定なしで使えるようになりました。ipadやiphoneで初めて利用する場合は、WiFiに接続してAPN構成プロファイルのインストールが必要です。IIJmioの公式アプリ「IIJmioクーポンスイッチ(みおぽん)」にも「APN構成プロファイル」をインストールする機能があります。
テザリング(インターネット共有)は、やはりできません。
スピードテストを行ってみましたが、ドコモ回線のDタイプと比べて速いということはありませんでした。ネットで調べた限りでは昼時など混雑する時間帯の場合速さが違うとの評判ですが、田舎で測定していることもあってか速さの違いはあまりなかったです。
アンドロイド端末の海外のスマホXiaomi Mi Maxに入れてみました。最初の設定は、国内で正規販売されているSIMフリー端末の場合は、APNの設定からiijを選べばすぐに接続されることが多いですが、海外で販売されているスマホの場合、自分でAPNを記入する必要があります。
https://www.iijmio.jp/hdd/guide/ APNの設定方法
音声SIMでは無いのですがVoLTEの表示と4G+の表示がされています。SIMスロット1のみ通信可でスロット2では、なぜか認識しませんでした。
利用できる端末はhttps://www.iijmio.jp/hdd/devices/から、動作確認済み端末一覧(タイプA)を選べば確認できます。
公式サイト
IIJmioモバイルサービス
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