スマホ・ファブレット・タブレットの画面解像度や強化ガラスの種類、表示方式

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スマートフォン、ファブレット、タブレットのディスプレイ関連について、まとめてみました。

 

スマートフォン・ファブレット・タブレットの画面解像度 2024年

スマートフォン・ファブレット・タブレットのディスプレイ解像度は様々な種類が採用されています。製品のウェブサイトのスペック表ではWUXGAやWQHDなど名称で書かれている場合もあり、実際の数値がわからないことがあるので表にまとめてみました。

また、最近では縦長のスクリーンを採用する機種も出てきたのでアスペクト比も掲載しています。

2017年現在、ディスプレイの解像度はエントリー機でも1920×1080のフルHDを採用するスマートフォンが増えてきて、1280×720のHD解像度では少し物足りない感じになってきています。ハイスペック機では Galaxy S8やLG G6の様に縦長のディスプレイが多くなってきており今後の主流になるかも知れません。

 

スマートフォン・タブレットの画面解像度 一覧表

通称・名称画面解像度
Display resolution
アスペクト比
Aspect ratio
その他主な搭載端末
8K FUHD
 
7680×432016:9
4K3840×216016:9Xperia XZ Premium
Xperia Z5 Premium
QHD+2960×144018.5:9Galaxy S8
Galaxy S8+
QHD+2880×144018:9
2:1
LG G6
iPad Pro 12.9
 
2732×20484:3iPad Pro 12.9
WQXGA2560×160016:10Xperia Z4 Tablet
GALAXY Tab S 8.4
WQHD
(Wide Quad-HD)
2560×144016:9
iPhone X2436×112519.5:9iPhone X
iPad Pro 10.5
 
2224×16684:3iPad Pro 10.5
QXGA2048×15364:3iPad Pro 9.7
iPad Air 2
Galaxy Tab S3
FHD+2520×108021:9Xperia 1
Xperia 10
FHD+2160×108018:9
2:1
AQUOS R compact
WUXGA
(Wide Ultra-XGA)
1920×1200 16:10
FHD
(フルHD)
1920×1080 16:9iPhone7 Plus
iPhone6 Plus
BlackBerry
KEYone
1620×10803:2BlackBerry KEYone
HD+1280×72018:9Hisense Hali
iPhone 6/71334×75016:9iPhone7
iPhone6
WXGA
(Wide XGA)
1280×80016:10
HD
 
1280×72016:9
iPhone SE1136×64016:9iPhone SE
iPhone 5/5S
XGA1024×7684:3iPad2
LG Optimus Vu L-06D
WSVGA
 
1024×600
WSVGA
 
1024×57616:9
UWVGA
HXGA
1024×48032:15
(21:9)
Acer ICONIA SMART
AQUOS 931SH
DoubleVGA960×6403:2iPhone4S
iPhone4
qHD
 
960×54016:9AQUOS SH-12C
FWVGA+960×48018:9
FWVGA854×48016:9Alcatel PIXI 4
Xperia X10
SVGA
 
800×6004:3Pantech Pocket
WVGA800×48015:9gooのスマホ g06
Lumia 435
HVGA480×3203:2iPhone 3GS
XPERIA mini

出典・画像出典
https://ja.wikipedia.org/wiki/画面解像度
https://en.wikipedia.org/wiki/Computer_display_standard

 

※ アップルのiPhoneやiPadでは「Retinaディスプレイ」と記載されているが、「Retina」は網膜という意味で高精細ディスプレイであると言うアップル用語で特定の解像度や特別な表示方式を表すものではありません。

 

サイト製作者向けですが、ウェブサイトがスマートフォンでどのようなレイアウトで表示されるか比較できる「Auto Layout Checker」というサイトがあります。ベータ版なので今のところ比較できる機種が限られていますが、これから増えてくる縦長のディスプレイでどのように見えるか確認できるようになるかも。

AutoLayoutChecker
https://labs.goo.ne.jp/autolayoutchecker/#/alc/

 

スマホで使用される強化ガラスの種類

コーニングの「Gorilla Glass ゴリラガラス」

ハイスペック機の画面ディスプレイの欄によく記載されているのが「Gorilla Glass ゴリラガラス」です。2008年に販売開始されたゴリラガラスとは、アメリカのコーニングによって開発された特殊強化ガラスで、普通のガラスやプラスチックよりも傷がつきにくく高い強度となっています。圧倒的なシェアを誇り多くのスマートフォンで採用され、ゴリラガラスを使っている事が丈夫で高品質であるアピール材料となっています。進化を重ね現在の最新版はゴリラガラス6です。

Gorilla Glass6は、1メートルからのテストでは平均15回の落下に耐える強度でGlass5と比べて2倍の強さになっています。

Gorilla Glass Victusは、2メートルから落下に耐える強度でスクラッチ強度はGlass6と比べて2倍の強さになっています。

2008年2月 Gorilla Glass
2012年1月 Gorilla Glass 2
2013年1月 Gorilla Glass 3
2014年11月 Gorilla Glass 4
2016年7月 Gorilla Glass 5
2018年7月 Gorilla Glass 6
2019年11月 Gorilla Glass 3+
2020年7月 Gorilla Glass Victus
2022年11月 Gorilla Glass Victus 2
2024年1月 Gorilla Glass Armor
2024年6月 Gorilla Glass 7i ミッドレンジ向け

2021年7月 Gorilla Glass with DX/DX+(スマホ用カメラレンズ、ウェアラブル端末用)

Corning Gorilla Glass
http://www.corning.com/gorillaglass/worldwide/en.html

 

旭硝子の「Dragontrail ドラゴントレイル」

次に有名なのが、旭硝子の「Dragontrail ドラゴントレイル」です。同じように優れた耐傷性や強度を誇っており、京セラのタフネススマホなどにも採用、「NuAns NEO [Reloaded]」には「Dragontrail Pro」が使われています。またディスプレイの保護ガラスフィルムの素材としても有名です。

AGC Dragontrail
http://dragontrail.agc.com/

 

ドイツ ショットAG社の「Xensation Cover センセーションカバー」

カール・ツァイス財団の子会社で特殊ガラス、ガラスセラミックスの分野をリードする「ショットAG社」の強化ガラス「Xensation Cover」もスマホ・タブレット用の素材です。

ショット「Xensation Cover」
http://www.schott.com/english/news/press.html?NID=com3758

 

日本電気硝子の化学強化専用ガラス 「Dinorex ダイノレックス」

日本電気硝子のDinorexは、スマートフォンやタブレット等の携帯型端末のカバーガラスなど新たな用途のために開発された化学強化専用ガラスです。サムスンのGalaxyで採用されていたこともあります。

Dinorex(化学強化専用ガラス) 日本電気硝子
http://www.neg.co.jp/rd/topics/product-dinorex/

 

東旭集団(Tunghsu Group)の強化ガラス「Panda King Glass」

中国の大手企業グループでディスプレイ製造などをしている東旭集団(Tunghsu Group)の強化ガラス「Panda King Glass」は、パナソニックのスマートフォンなどに採用されています。

Panda King Glass
http://www.tunghsu.net/e_com/index_107.html

 

Concore Glass(コンコアガラス)

コーニングは、ゴリラガラスだけでなくConcore Glass(コンコアガラス)という強化ガラスも提供しています。Xiaomi Mi 4やNexus 7で採用されています。

 

2.5Dガラスとは

最近のハイスペックなスマートフォンの多くで採用されている「2.5Dガラス」は簡単に言うとスクリーンガラスの角(エッジ)を丸くしたものです。「2.5D曲面ガラス」や「2.5D湾曲ガラス」「2.5D Curved Glass」などと表記されている場合もあります。

角を取ることにより、持ち易くなったり高級感が増したりといったメリットもありますが、保護シートや保護ガラスが貼りにくくなるといったデメリットもあります。

2D、2.5D、3Dの違いは以下の図がわかりやすいです。


http://www.androidauthority.com/ より引用

 

ちょっと分かりにくい写真ですが2DガラスのZenFone 2と2.5DガラスのiPhone 7 Plus。

 

Galaxy S7 edgeやGALAXY Note Edgeの様に3Dガラス(曲面ガラス・エッジガラス)が採用されている機種もあります。

 

スマートフォンで使われているディスプレイの表示方式の種類

現在、スマートフォンで使われているディスプレイの表示方式の種類は大きく分けて、有機EL(OLED)ディスプレイと液晶ディスプレイ(IPS等)があります。有機EL(OLED)と液晶ディスプレイ共にメーカーにより、仕様が異なっていたり、仕様が同じでも名称が違っていたりすることもあります。

有機EL(OLED)ディスプレイ

有機ELディスプレイは、液晶ディスプレイと比べて高コンストラストで鮮やかな画質、低電力消費、薄型化が可能などの特長がある。寿命が短い焼き付きしやすいなど問題もあるが、スマートフォンの場合はハイスペック機で採用され買い替えサイクルも速いので、これらの欠点は問題は少なそうです。スマホではサムスンのSuper AMOLEDがメジャーです。次世代のiPhoneでは有機ELディスプレイが採用される可能性もあります。

 

・OLEDは、発光ダイオードの一種で、発光材料に有機化合物を用いるもので、有機EL(有機エレクトロルミネッセンス)と呼ばれる現象を応用した発光素子
・液晶などに比べ薄型軽量で低消費電力、高速応答、高コントラストなどの特徴

https://www.j-oled.com/technology/ より引用

 

サムスンのSuper AMOLED
http://www.samsung.com/global/galaxy/what-is/super-amoled/

 

液晶ディスプレイ

現在、スマートフォンでは主流の方式で、特にIPS型は多くのスマートフォンで採用されている。TFT方式(IPS、TN、VA)やシャープのIGZO液晶などがあります。

液晶ディスプレイ(えきしょうディスプレイ、liquid crystal display、LCD)は、液晶組成物を利用する平面状で薄型の視覚表示装置をいう。それ自体発光しない液晶組成物を利用して光を変調することにより表示が行われている。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ より引用

 

シャープのIGZOディスプレイ
http://www.sharp.co.jp/k-tai/igzo/

 

※ディスプレイの表示方式の種類については簡単に書きすぎなので、徐々に追記していきます。

 

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