超過後の速度1Mbpsプランの比較
楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)参入によりUQモバイルが対抗の新プラン「スマホプランR」を2020年6月より提供開始、更にそれに対抗してワイモバイルが「スマホベーシックプランM/R」を7月より改定します。
ポイントは、どのプランも通信容量超過後の通信速度がWeb閲覧やLINEならストレスなく使える1Mbpsになっていることです。
超過時速度が1MbpsとなるUQモバイル「スマホプランR」と楽天モバイル「Rakuten UN-LIMIT」、ワイモバイル「スマホベーシックプランM」を簡単に比較してみました。
UQモバイルとワイモバイル、楽天モバイル(UN-LIMIT)の比較
UQ mobile スマホプランR | Y!mobile スマホベーシックプランM | 楽天モバイル Rakuten UN-LIMIT |
|
---|---|---|---|
月額料金 (税抜) | 2,980円 | 3,680円 | 2,980円 |
割引など | 2,480円(2台目以降) UQ家族割適用 のりかえで1万円、新規で3千円キャッシュバック | 2台目以降500円引 新規割700円(6カ月) | 1年間無料 (300万人限定) |
通話料金 | 30秒20円 通話かけ放題 1700円/月 10分かけ放題 700円/月 60分通話パック 500円/月 | 10分以内の通話無料 (10分超過30秒20円) | Rakuten Linkアプリで無料(Android) アプリ未使用時30秒20円(iPhone) |
データ通信容量 | 10GB(12GB)/月 通話オプション加入+au iDで+2GB データ繰り越し可能 | 10GB(13GB)/月 データ増量オプション加入で+3GB データ繰り越しなし | 楽天回線エリア 無制限 au回線エリア 5GB/月 |
データ超過後 | 最大1Mbpsで使い放題 | 最大1Mbpsで使い放題 | 最大1Mbpsで使い放題 |
最低利用期間 解約料 | なし | なし | なし |
海外での利用 | データ通信なし 通話 50円~280円/分 | オプション加入必須 海外パケットし放題 2,980円/日 通話 75円~500円/分 | 66か国 2GB/月 Rakuten Linkアプリで通話無料(Android) |
備考 | メイン回線で使える安心感とコスパの良さ | YahooコンテンツやPayPayとの連携がよい | メイン回線と使うには少し不安、1年間無料なのでWiFiルーター替わりのサブ回線として |
月額料金の比較
UQモバイル「スマホプランR」は月額料金2,980円でワイモバイル「スマホベーシックプランM」は3,680円になりますが、ワイモバイルは通話10分かけ放題が最初から含まれているからで、UQモバイルも通話10分かけ放題を含めると料金は同じになります。通話をほとんど使わない場合はUQモバイルのほうが安くなります。
UQモバイル、2台目以降はUQ家族割適用で2,480円になります。また、のりかえで1万円、新規で3千円キャッシュバックキャンペーン中です。
ワイモバイルは、2回線目以降の各基本使用料が毎月500円の割引、データ増量オプション月額料(500円)1年間無料、6カ月間700円割引の新規割があります。
楽天モバイル「UN-LIMIT」は一つだけで月額料金2,980円になります。現在300万人限定で1年間月額料金が無料のキャンペーン中です。
通話料金
UQモバイル「スマホプランR」の通話料金は30秒20円で、オプションとして国内通話かけ放題 1700円/月、国内10分かけ放題 700円/月、60分通話パック 500円/月があります。
ワイモバイルは、国内通話10分かけ放題は基本料金に含まれており、スーパーだれとでも定額 1700円/月をオプションでつけると他社も含めたすべてのスマートフォンやケータイ、固定電話への国内通話が無料となります。
楽天モバイルは、Rakuten Linkアプリで通話すれば通常の電話番号にかけても無料となりますがアプリはAndroidアプリのみになります。iPhoneは30秒20円です。
インターネット、データ通信容量
UQモバイル「スマホプランR」のデータ通信量は10GBで翌月に繰り越しあり、増量キャンペーンの「通話オプション加入+au iD登録」適用で+2GBの合計12GBになります。データ量超過後は最大1Mbpsになります。テザリングなどをしないのであれば充分な通信量だと思います。
ワイモバイル「スマホベーシックプランM」のデータ通信量は10GBで繰り越しはなしです。データ増量オプション月額料(500円 1年間無料)加入で+3GBの合計13GBになります。データ量超過後は最大1Mbpsになります。
楽天モバイルの場合、楽天回線エリアはデータ通信量無制限の使い放題で、パートナー回線(au)エリアは5GBになります。但し楽天回線エリアは現時点では都市部のみで狭いのでパートナー回線(au)を使うことが多くなります。パートナー回線(au)エリアで5GB超過後は最大1Mbpsになります。
通信速度1MbpsはWeb閲覧やLINEならストレスなく使えて、Youtubeはスマホ標準画質なら止まらずに閲覧できる速度です。
海外での利用
UQモバイルは通話は有料、ネットは利用できません。
ワイモバイルは通話は有料、ネットはオプションで海外パケットし放題 2,980円/日があります。オプションに加入しない場合はかなり高額となります。
楽天モバイルは海外66か国で2GB/月まで使えRakuten Linkアプリを使えば通話無料(Androidスマホのみ)となります。
現時点ではUQモバイル「スマホプランR」がお勧め
通話が少ないのあれば通話プランが選べるUQモバイル「スマホプランR」がおすすめでしょうか。ワイモバイルは10分かけ放題が必要でYahoo関連サービス(Yahooプレミアム会員無料)やPayPay連携を重視するのならばコチラを選んでもよいと思います。
プランの内容だけでみれば圧倒的に楽天モバイルが良いですが、楽天回線エリアの狭さやiPhoneで利用する場合には通話無料などが使えないなど魅力が半減します。またサービスが始まったばかりなこともありサポートのレスポンスも非常に悪く、メインとして使うのは現時点ではやめておいたほうがよいでしょう。
メイン回線として安心感もあるUQモバイル スマホプランR
2020年7月より提供開始、新「スマホベーシックプランM/R」
サブ回線としてなら1年間無料の楽天モバイル
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