Xperia XZ1 (G8342) レビュー

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Sony MobileのXperia XZ1(G8342) を購入したので簡単にレビューします。海外版のSIMロックフリー、デュアルSIMモデルです。

 

 

 

SONYストアでXperia XZ1(G8342)を購入

購入はバンコクのSONYストアで、価格は22,990バーツ(約7.8万円)で、VAT(付加価値税)7%の約4000円の還付を受けることができます。日本に帰ってからエクスパンシスやイートレンで買った方が安かったのですが、旅行中にちょうど現地で発売されたので思わず買ってしまいました。

 

Xperia XZ1(G8342)を購入した理由

Xperia XZ1(G8342)を購入した理由を書き連ねると
・現在、Xiaomi Mi MaxとXperia X Performanceの2台の端末とiPad mini4を持ち歩いており、次もファブレットサイズと小さめのスマートフォンの組む合わせで行きたい。ファブレットも早く買い替えたい。
・持ち歩いているパソコン2台、HP EliteBook Folio G1とChuwi Hi8 ProがUSB Type-Cなので、スマホ・ファブレットも早くUSB Type-C搭載機にしたい。ケーブルなどをまとめて荷物を軽くしたい。
・Snapdragon 835 MSM8998搭載機が欲しい。
・海外に良くいくのでファブレットかスマホのどちらかはDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)が必須。
・最近、女子並にインスタグラムに写真をアップするのでカメラの画質が良い機種
・できれば防水対応
・日本語ロケールが最初から入っている端末(面倒なので)

以上が条件で、購入を検討した機種は
・サイズ的にファブレットとの組み合わせが良さそうなXperia XZ1 CompactはデュアルSIMモデルがないので却下。一番欲しかったけど。
・これまで購入候補として考えていなかったGalaxy シリーズも下部の戻るボタンを左にすることが出来るようになったので、Note8も検討したけど値段が高すぎる、画面を割りそうなどの理由で却下。
・Xiaomi Mi6は値段も安く、日本語も何とかなりそうだけど、イヤホンジャックがないのはちょっと。
・iPhone8はシングルSIM仕様なので却下。去年iPhone7Plusを買ったけどiOSがシンプルでなくなってきているのもマイナス。
・Xperia XZ Premium、HTC U11、OnePlus 5などは5.5インチディスプレイでファブレットに近いサイズ、組み合わせとして不適。

結果、Xperia XZ1にしました。

 

Xperia XZ1のスペック概要

Xperia XZ1は、5.2インチディスプレイでCPUは最新で最高スペックとなるSnapdragon835、OSは最新のAndroid 8.0 Oreo、カメラは1900万画素カメラです。防水防塵や指紋認証センサーも搭載しています。3Dスキャンできる「3Dクリエイター」機能も新たに搭載されています。

また、同じSD835を搭載したXperia XZ Premiumと大きく違うのはディスプレイで本機は5.2インチFHD(1920×1080)に対してXZ Premiumは5.5インチ4K(3840×2160)ディスプレイな所です。

CPU : Snapdragon 835 MSM8998 2.45GHz オクタコア
ディスプレイ : 5.2インチ FHD 1920×1080 Gorilla Glass5
RAM容量 : 4GB
ストレージ : 64GB (microSD対応uptp256GB)
メインカメラ : 1900万画素 1/2.3 F2.0 Exmor RS , Motion Eyeカメラ
前面カメラ : 1300万画素 1/ 3.06 F2.0
OS : Android 8.0 Oreo
サイズ : 148.0 x 73.0 x 7.4 mm
重量 : 156g
バッテリー : 2700mAh (Quick Charge 3.0)
カラー: ブルー、ブラック、シルバー、ピンク
Bluetooth : v5.0
その他 : Nano-SIM , NFC, 指紋認証センサー,防水防塵(IP65/68)
ネットワーク : LTE Cat16

公式サイト
https://www.sonymobile.com/global-en/products/phones/xperia-xz1/

 

Xperia XZ1 レビュー

外箱はいつものxperiaと同じで小さくシンプルな箱です。タイのソニーストアでは実売価格7000円くらいの「ワイヤレスステレオヘッドセット SBH56」とTPUのカバー、スクリーン用のフィルムをオマケで付けてくれました。SBH56は音楽を聴くだけでなくハンズフリー通話やスマホカメラのリモートシャッターとしても使うことが出来て端子もUSB Type-Cです。

 

Xperia XZ1の付属品

付属品は、USBのACアタプター、USB Type-Cのケーブル(1メートルくらいで短い)、説明書、イヤホン、説明書・クイックガイド・保証書です。

 

イヤホンは、海外版のXperiaでは定番のMH750のブラックです。マイクも付いているので通話も可能です。

 

USBのACアタプターは小型ですがプラグを折りたたむことが出来ないタイプ。昔と比べてだいぶ小さくなっていますね。

Xperia XZ1は急速充電(Quick Charge 3.0)に対応していますが、このACアタプター(5V/1.5A)は急速充電(Quick Charge 3.0)には対応していません。

 

Xperia XZ1の外観・デザイン

 

正面のデザインは去年発売されたXperia XZから余り変化は無くベゼルは太いまま。他社のフラッグシップ機と比べると未来感がなく何世代か前の端末の様に感じます。画面が割れにくい、誤タッチしにくいといったメリットもありますが、ちょっと寂しいですね。ベゼルの太さが気にならないようにブラックを選んでいます。

上部左側から、通知LED、フロントカメラ、受話口/スピーカー、近接/照度センサーが並びます。以前の機種ではNFCが正面に有りましたが、背面に移動しています。下部にはスピーカーがあります。ホームボタンや戻るボタンはオンスクリーンキーとなっており、画面に表示されます。

 

裏面には左からカメラ、センサー、LEDフラッシュ、NFCが並んでいます。上部にはアンテナ用のつなぎ目があります。メタルボディで少しひんやりした感じで放熱性は良さそうです。ブラックの場合少し指紋あとが目立ちます。

 

カメラは1~2ミリくらい出っ張っています。机の上に置いて画面左上をタッチ操作すると少しガタガタします。

 

本体下部にはUSB Type-C端子。

 

本体上部はヘッドホン端子とマイクが付いています。

 

本体右側面は、ボリュームキー、指紋認証センサーを兼ねた電源ボタン、カメラのシャッターボタンが付いています。指紋認証センサーはX Performanceよりかなり精度が上がって、少し汗ばんだ指でも認証失敗することが少なくなっています。またUS版は指紋認証は非搭載となっています。

 

ピンボケで見にくいですが、本体左側面は、SIMスロットとアンテナ用の継ぎ目があります。

 

X Performanceとの厚さ比較、厚さは7.9 mmで5.2インチサイズでは標準的。

 

大きさの比較

大きさ比較、左から画面サイズが5インチのXperia X Performance、5.2インチの本機、6.4インチXiaomi Mi Maxです。

 

Xperia X Performanceと同じようにベゼルは太い

 

デュアルSIM仕様でNanoSIMが2枚入りますが、スロット2はMicroSDとの排他仕様で、NanoSIM2枚とMicroSDの同時使用は不可。

SIMスロットトレイは2つに分かれており、造りはかなり華奢、スロット2トレイを引っ張りだしてからでないとスロット1トレイを出すことが出来ない仕様でもう少し何とかならなかったのかと思います。

 

SIMピンを使わなくても良いのは便利。

 

OSはAndroid 8.0 Oreo、アプリは少な目

SIMフリー版なので日本のキャリアから販売されるモデルと比べてインストールされているアプリは少な目です。

 

アプリ一覧、Xperia XZ1の売りである3Dクリエイターがインストールされています。

 

ストレージは64GBで、何もアプリをインストールしていないデフォルト状態では10.75GB(16%)を使用。

 

日本語ロケールは最初から入っています。海外版ですがPOBox Plusがインストールされており、他にはSwiftkeyが入っています。OSはAndroid 8.0 Oreo。

 

Xperia XZ1は、デュアルスタンバイ(4G+3G)に対応

DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応で2枚のSIM(電話番号)で待ち受け可能となっています。画像の様に旅行中なら、SIMスロット1に現地タイのキャリアAISで電話とデータ通信、SIMスロット2にNTTドコモのSIMを入れて日本からの電話を待ち受けにするといったことも可能です。

4G+3G仕様なので日本でも同時待ち受け可能ですが技適の問題があります。またVoLTEにも対応しています。

 

技適マークは無し。

 

タイのキャリアAISでのスピードでテスト結果、キャリアグレーション対応なので4G+と表示されています。

 

Xperia XZ1のバッテリー持ちは?

バッテリー容量は、2700mAhでXperia XZよりも200mAh少なくなっています。

海外のサイトのレビューではバッテリー持ちが良いとの評価ですが、私の使用パターンではXperia X Performanceと同じようにバッテリー持ちはイマイチでモバイルバッテリーが必須になりそうです。

朝9時から使用開始、電話10分、LINEやツイッターなど1時間ほど、ウェブ閲覧1時間、カメラ撮影10枚ほどゲーム2時間ほど使って、夜10時の時点でバッテリー10%程でした。

Xperia XZ1は急速充電のQuick Charge 3.0に対応していますが付属の充電器はQC3.0非対応となっています。

 

アプリAmpereで充電具合を計測してみました。純正ACアタプター(5V/1.5A)での充電の様子。

 

社外品の急速充電器(Quick Charge 2.0)と純正のケーブル(UCB20 Quick Charge 2.0)で充電している様子です。

 

XiaomiのQuick Charge 3.0及びPD対応USB Type-C充電器での計測結果は、急速充電器(Quick Charge 2.0)とほぼ同じでした。相性がわるいのかも?他の端末ではQuick Charge 3.0で充電できています。

また、手持ちのQuick Charge 3.0対応のRAVPower 20100mAh USB Type-C ハブ モバイルバッテリー(RP-PB059)で試してみましたが、バッテリーが悪いのかわかりませんが純正ACアタプターと同じ値で急速充電にならずでした。

 

Xperia XZ1のAnTuTuベンチマーク、Geekbench 4

AnTuTuベンチマークの結果は167262、Geekbench 4のスコアはMulti-Coreが6363、Single-Coreが1853という結果でアンドロイドのスマートフォンの中ではトップクラスの性能です。実際に少し重めのゲームをした際、X Performance(SD820 AnTuTu 111688)ではカクついていた場面でもXZ1ではスムーズに動作しました。

 

問題のXperia XZ1 カメラ

リアカメラは1900万画素のMotion Eyeカメラで、センサーは1/ 2.3 Exmor RSでひと昔前のデジカメと同じサイズです。レンズは25mmでG Lens F2.0と明るく5軸手振れ補正にも対応しています。

フロントカメラは1300万画素カメラで、センサーは1/ 3.06 Exmor RS、レンズは22mm F2.0です。

 

ARエフェクト、クリエイティブエフェクト、サウンドフォト、パノラマなどの撮影モードが用意されています。また「先読み撮影」という機能が搭載されており、4枚かの写真からベストショットを選べるというスポーツシーンなどで便利な機能なのですが、設定でずっとONにしておくとどうでもよい場面でも先読み撮影してしまい同じような写真が何枚も保存してしまうので普段はOFFにしておいた方が良いです。

 

歪みは問題はそのまま(追記 : 静止画歪み補正 追加)

Xperia XZ Premiumで指摘されていた写真が歪む問題ですが、XZ1でも直っていない様です。

 

X Performance

 

Xperia XZ1

上の写真がX Performance、下の写真がXZ1です。補正をかけているので歪むのはしょうがないですが、XZ1の方が気持ち悪い歪みかたをしています。

 

2017年11月19日 追記 : 静止画歪み補正機能が追加されたビルド47.1.A.5.51がSIMフリー版のXperia XZ1、Xperia XZ1 コンパクトに配信されました。

 


静止画歪み補正のボタンが追加されました。デフォルトではOFFになっています。

 


静止画歪み補正OFFの状態です。線が真っ直ぐでは無いことがわかります。

 


静止画歪み補正ONにすると、線は真っ直ぐとなり気持ち悪さは消えています。歪みは改善されており、ビルなど直線状の構造物などの撮影するときはONにした方が良いですね。

 

写真自体は進化している

上の写真がX Performance、下の写真がXZ1です。歪み問題以外の写りに関しては確実に進歩しています。その他の写真もカラーのバランスも良くスマホのカメラとしては上位に入る写りだと思います。

 

アプリ 3Dクリエイター

注目アプリ、3Dクリエイターは使い始めるまでにチュートリアルを完了させないと利用することが出来ず、たいへん面倒です。操作も割とシビアで明るい所で3Dスキャンする相手にじっとしてもらわないといけない為、使わないままの人がほとんどだと思います。

 

Xperia XZ1でゲーム

位置ゲームのイングレスやポケモンGOで遊んでみましたがGPSの位置補正も速く正確ですがバッテリー消費が激しいのでモバイルバッテリーが必要です。

 

 

Xperia XZ1 レビューまとめ

何日か使って感じるのは手堅い一台といったところでしょうか。派手さは全くありませんが、細かい所も確実に進化しており買って損の無い一台と言えます。

良い点
・指紋認証センサーがまともになり解除もスムーズになった。
・ディスプレイがきれい
・本体の質感は高い、剛性感がある。
・写真が綺麗(歪み問題があるが)
・防水防塵に対応している。
・動作は速く、本体もあまり熱くならない。

悪い点
・バッテリーの持ちは余り良くない。
・極太のベゼル、未来を感じないデザイン
・写真の歪み

 

海外SIMフリー版は、通販サイトでも購入可能

海外の日本語対応の通販サイトexpansys(エクスパンシス)で購入した場合の総支払い額の目安は「本体価格+送料(1400円くらい 7万円以上は無料)+税金(約5%くらい、荷物受け取り時に支払い)」となります。

エクスパンシス Xperia XZ1 販売ページ
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