2019年現在、現行で販売されている10インチサイズのタブレットを比較してみました。長く使うことを想定してある程度の性能を持ったAndroidタブレットとiOSのタブレットを比較しています。
追記 : 2020年11月に久々のミッドレンジクラス性能Androidタブレット「Lenovo Tab P11 Pro」が国内発売しました。11.5インチ2k(2560×1600)ディスプレイでCPUはSnapdragon 730Gです。
目次
- 1 【2019年版】10インチタブレットの比較
- 2 4スピーカー搭載「HUAWEI MediaPad M5 lite」はバランスの良いタブレット
- 3 2万円で買えるHUAWEI MediaPad T5
- 4 Dolby Atmos対応の「Lenovo Tab P10」、スマートディスプレイモデルも
- 5 国内メーカー?なら「NEC LAVIE Tab E TE410/JAW」
- 6 予算に余裕があるならiPadがベスト
- 7 テレビに接続可能なタブレットBLUEDOT BNT-1012
- 8 レノボの下位モデル Lenovo Tab E10
- 9 シンプルなタブレット「恵安 KEIAN KI-R10」
- 10 miniHDMI端子付の10インチ JENESIS JT10-81B
- 11 コスパは高い「CHUWI Hi9 Plus」
- 12 2年前のモデル「ASUS ZenPad 10 (Z301MFL)」
- 13 制限があるが割り切れば有り「Amazon Fire HD 10 タブレット」
- 14 キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)が販売する10インチタブレット
- 15 海外で販売されているタブレット
【2019年版】10インチタブレットの比較
現在、日本国内で購入可能な主な10インチタブレットHUAWEI MediaPad M5 lite・HUAWEI MediaPad T5・Lenovo Tab P10・NEC LAVIE Tab E TE410/JAW・iPadの比較を表にまとめてみました。
多機能で価格も高くなくバランスの良い「HUAWEI MediaPad M5 lite」が個人的にはオススメです。予算があるのなら価格は高いですが長く使えるiPadも良いと思います。
性能を知る基準となるantutuベンチマークは、antutu公式サイトやインターネット上のレビュー記事、youtube動画のレビューを参照しており各条件も違うのであくまで参考と考えてください。
4スピーカー搭載「HUAWEI MediaPad M5 lite」はバランスの良いタブレット
Harman/Kardonによる音響チューニングのクアッドスピーカー(4スピーカー)搭載するなど映像音楽に適したミッドレンジクラスのタブレットで動画の視聴やウェブサイトの閲覧、軽めのゲームならストレスなく使えるでしょう。
LTE版は音声SIM(ドコモ系とソフトバンク系の格安SIMなど)を入れれば通話も可能です。またスタイラスペンM-Penに対応しており、RAM4GB/64GBモデルならオリジナルカバーと共に同梱されています。
HUAWEI MediaPad M5 lite 10【日本正規代理店品】 新品価格 |
HUAWEI MediaPad M5 lite は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 659 2.36GHz オクタコア、 RAM3GB/4GB、ストレージ容量は32GB/64GB、カメラは800万画素カメラ搭載のミッドレンジクラスのアンドロイドタブレットです。
より高性能なAmazon限定の「MediaPad M5 10」、スタイラスペン(M-Pen)対応の「MediaPad M5 Pro」、型遅れになりますが防水防塵・ワンセグ対応の「MediaPad M3 lite 10 wp」もありますが、程よいスペックで価格とのバランスがとれている「MediaPad M5 lite」がおすすめです。
MediaPad M5 10 (Amazon.co.jp 限定): 10.8インチ・Kirin 960s 2.1GHz・RAM4GB・32GB・M-Pen非対応
MediaPad M5 Pro : 10.8インチ・Kirin 960 2.4GHz・RAM4GB・64GB・M-Pen対応
MediaPad M5 lite : 10.1インチ・Kirin 659 2.361GHz・RAM4GB/4GB・32GB/64GB・M-Pen対応
MediaPad M3 lite 10 wp : 10.1インチ・Kirin 659 2.36GHz・RAM3GB・32GB・M-Pen非対応
2万円で買えるHUAWEI MediaPad T5
動画の視聴ぐらい出来れば充分という場合は、安い価格ながらフルHDディスプレイのHUAWEI MediaPad T5も候補になります。RAM2GBが少し心許ないですが値段は魅力です。LTE版は音声SIMを入れれば通話も可能です。
追記 : RAM3GB/32GBモデルと新色ミストブルーを追加発売。
HUAWEI MediaPad T5 10 【日本正規代理店品】 新品価格 |
HUAWEI MediaPad T5 (10インチ)は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 659 2.36GHz オクタコア、 RAM2GB/3GB、ストレージ容量は16GB/32GB、カメラは500万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドタブレットです。
Dolby Atmos対応の「Lenovo Tab P10」、スマートディスプレイモデルも
前面に4つのフロントスピーカーを搭載しドルビーアトモス(Dolby Atmos)にも対応、映臨場感あふれるサウンドが特長のモデルで。性能はエントリークラスとミッドレンジクラスの間くらいです。ほぼ中身が同じで名前が違う「NEC LAVIE Tab E TE510/JAW」もありますが国内ブランドの安心料なのか価格が少し高くなっています。
また、スマートディスプレイとして利用可能な「Lenovo Smart Dock」がセットとなったモデル「Lenovo Smart Tab P10 with Amazon Alexa」も販売されています。スピーカー(3W)×2と離れた位置からでもしっかりと音声を認識出来る3つのマイクを備えたLenovo Smart Docを組み合わせることでスマートディスプレイとしても利用できるモデルです。
Amazonよりも直販サイトの方が安いです。
レノボ直販サイト Lenovo Tab P10
Lenovo Tab P10 は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUは Snapdragon 450 SDM450 1.8GHz オクタコア、RAM容量は3GB/4GB、ストレージ容量は32GB/64GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のミッドロークラスのアンドロイドタブレットとなっています。
国内メーカー?なら「NEC LAVIE Tab E TE410/JAW」
中身はレノボですが一応、日本のNECから発売されている国内メーカータブレット「NEC LAVIE Tab E TE410/JAW」。TE510/JAW(Lenovo Tab P10)の下位モデルでスピーカーが4から2に、バッテリー容量やRAM、ストレージ容量などを抑えた分、価格が安くなっています。
LAVIE Tab E TE410/JAW は、10.1インチワイドWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 450 SDM450 1.8GHz オクタコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは 500万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドWiFiタブレットとなっています。
予算に余裕があるならiPadがベスト
これを買っておけば間違いないと言えるのがアップルのiPad。一番安価なモデルのiPad (2018 9.7インチ 第6世代)でもハイスペックでOSのアップデートもあり長い期間、快適に使うことが出来るでしょう。カバーケースなどアクセサリーや周辺機器の豊富さも魅力ですし動画配信サービスもiPadに最適化してきます。またApple Pencilにも対応しています。Amazonでも購入可能になりました。
また2019年3月にはApple A12チップ搭載の10.5インチiPad Airが発売されます。iPadよりも高性能でより長く使えます。
Apple iPad (Wi-Fi) 新品価格 |
Apple iPad (2018 9.7インチ 第6世代) は、9.7インチ(2048 x 1536)Retinaディスプレイ、CPUはApple A10 Fusionチップ 組み込み型M10コプロセッサ 、メインカメラは800万画素カメラ搭載のiOS12搭載タブレットです。
テレビに接続可能なタブレットBLUEDOT BNT-1012
HDMI micro(Type-D)端子を搭載しているのでテレビやディスプレイに簡単に接続することが出来るタブレットです。性能は低くゲームなどには向きませんが用途がハッキリとしている場合は価格も安いのでありだと思います。
BLUEDOT 10.1インチ タブレットBNT-1012W 新品価格 |
BLUEDOT BNT-1012 は、10.1インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8163 1.3GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは500万画素カメラ搭載のアンドロイドWiFiタブレットとなっています。
レノボの下位モデル Lenovo Tab E10
値段は安いですがSnapdragon210相当のCPUは低スペックでかなりモッサリとした動作となります。値段も特別に安いというわけでは無いので他のモデルにした方が良いでしょう。
Lenovo Tab E10 新品価格 |
日本で販売する「Lenovo Tab E10」は、10.1インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはQualcomm APQ8009 (Snapdragon210相当)、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは 500万画素カメラ搭載のエントリースペックのアンドロイドタブレットとなっています。
シンプルなタブレット「恵安 KEIAN KI-R10」
KEIAN 10インチAndroidタブレット KI-R10 新品価格 |
KEIAN KI-R10 は、10.1インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはRockchip RK3126C 1.3GHz クアッドコア、RAM容量は2GB、ストレージ容量は8GB、メインカメラは200万画素カメラ搭載のローエンドクラスのアンドロイドタブレットとなっています。
miniHDMI端子付の10インチ JENESIS JT10-81B
性能は高くないですが、モニターやテレビに出力できるminiHDMI端子装備が特長のタブレットです。FRONTIERの直販サイトでの価格は15,800円(税抜)。
JENESIS JT10-81B 10.1インチ 新品価格 |
10インチタブレット(JENESIS JT10-81B)は、10.1インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8163 1.3GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは200万画素カメラ搭載のエントリーのアンドロイドWiFiタブレットとなっています。
コスパは高い「CHUWI Hi9 Plus」
中国のメーカーCHUWIのミッドレンジタブレット「CHUWI Hi9 Plus」は、まだ正式に日本で販売されていませんがクラウドファンディングサイトMakuakeで出資募集しており、近日中に販売されそうです。高解像度でそこそこの性能ながら価格も安いのでお買い得感は強いですがアフターケアは期待できないでしょう。
CHUWI Hi9 Plus は、10.8インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ、CPUにMediaTek Helio X27 MT6797X 2.6GHz デカコア、RAM4GB、ストレージ容量は64GB/128GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のミッドレンジのアンドロイドタブレットです。
2年前のモデル「ASUS ZenPad 10 (Z301MFL)」
少し前までAndroidのタブレットと言えばASUSのタブレットが候補に挙がっていましたが、最近は新製品が発売されていません。このZenPad 10 (Z301MFL)も2年前に発売されたモデルでファームウェアのアップデートも期待できないのでオススメできません。
ASUS ZenPad 10 (Z301MFL) は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8735A 1.45GHz クアッドコア、RAM容量は2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは500万画素カメラ搭載のアンドロイドタブレットとなっています。
制限があるが割り切れば有り「Amazon Fire HD 10 タブレット」
安価な価格でAmazonが販売するタブレットです。AndroidベースのFire OSを採用しているのでGoogle Playストアからアプリをインストールすることは出来ません。基本はAmazonのサービスを楽しむ為のタブレットです。kindleやAmazonプライムビデオを良く使うのであれば有りだと思います。
Fire HD 10 タブレット (10インチHDディスプレイ) 32GB 新品価格 |
Fire HD 10 タブレット (2017 Newモデル) は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはMediaTek 1.8GHz クアッドコア、RAMは2GB、ストレージ容量は32GB/64GB、メインカメラは200万画素カメラ搭載のFire OS (Androidベース)、WiFiタブレットです。
キャリア(NTTドコモ・au・ソフトバンク)が販売する10インチタブレット
NTTドコモ・au・ソフトバンクのキャリアでも10インチタブレットが販売されていますが割高で契約が必要なのであまりお勧めできません。ラインナップ数も少なくかなり古いモデルも販売されているので注意が必要です。
ファーウェイ製のNTTドコモ dtab d-01K
MediaPad M3 Lite 10 wpのドコモ版でファーウェイ製のワンセグ・フルセグ、耐水防塵(IP67)対応タブレット。LTE通信可能なのでWiFiの無いところでもインターネット通信可能。NTTドコモとの契約が必要。
dtab d-01Kは、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはHisilicon Kirin 659 2.36GHz オクタコア、RAMは3GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のアンドロイドタブレットとなっています。
富士通製の高性能10インチタブレット arrows Tab F-02K (アローズ タブ)
富士通製の10.1インチタブレットarrows Tab F-02K (アローズ タブ)は、高解像度でミッドハイクラスのスナドラ660を搭載、防水防塵対応、虹彩認証、スマートスタイラスペン付、ワンセグ・フルセグ、ハイレゾ対応などなど、全ての面で高い性能を誇るが価格も高めの価格設定となっている。購入にはNTTドコモとの契約が必要
arrows Tab F-02K は、10.1インチWQXGA(2560×1600)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 660 SDM660 2.2GHz オクタコア、RAM4GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは810万画素カメラ搭載のミッドレンジのアンドロイドタブレットとなっています。
Lenovo TAB5、フルセグ・防滴対応
ソフトバンクからLenovo TAB5が発表されました。フルセグや防水防塵に対応したタブレットです。2019年9月上旬以降発売予定。
ソフトバンクが販売する10インチタブレット Lenovo Tab4(702LV)
Lenovo Tab 4 10をベースに防水防塵、ワンセグに対応したレノボ製タブレットで、ソフトバンクとワイモバイルで購入可能。
Lenovo Tab4 (702LV) は、10.1インチワイドWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 625 MSM8953 2.0GHz オクタコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは 800万画素カメラ搭載のミッドレンジのアンドロイドタブレットとなっています。
ファーウェイ製のMediaPad T2 Pro(605HW)
ソフトバンクで販売されるファーウェイ製のMediaPad T2 Proは3世代前のタブレットなので、今からの購入はやめておいた良いでしょう。
MediaPad T2 Pro は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUは、Snapdragon 615 MSM8939 1.5GHz オクタコア、RAMは2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のミドルスペックのアンドロイドタブレットです。
auで販売、京セラ製のQua tab QZ10
Qua tab QZ10 (キュア タブ キューゼットテン)は、京セラ製の温水対応・防水・防塵/ウェットタッチ対応のミッドレンジのタブレット。ワンセグ・フルセグも視聴可能。auで販売。
Qua tab QZ10 (キュア タブ キューゼットテン) は、10.1インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUは Snapdragon 625 MSM8953 2.0GHz オクタコア、RAM容量は3GB、ストレージ容量は32GB、メインカメラは1300万画素カメラ搭載のミッドレンジクラスのアンドロイドタブレットとなっています。
海外で販売されているタブレット
サムスンの高性能タブレットなど日本で発売されないモデルも有りますが入手が難しいです。また、中国のECサイトやAmazonマーケットプレイスでは、無名メーカーのコスパ高い中華タブレットが多数販売されていますが、アフターサービスや技適が無いなど問題も多いので余りオススメできません。
Samsung Galaxy Tab S5e
Samsung Galaxy Tab S5e は、 10.5インチWQXGA(2560×1600) ディスプレイを搭載し、Snapdragon 670 SDM670 2.0GHz オクタコア、RAM4GB/6GB、ストレージ容量は64GB/128GB、メインカメラは1300万画素カメラ搭載のミッドハイクラスのアンドロイドタブレットとなっています。
Alcatel 3T 10 スピーカーと一体化
Alcatel 3T 10 は、10インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8765B 1.28GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB、メインカメラは200万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドタブレットとなっています。
ARCHOS Oxygen 101 S
ARCHOS Oxygen 101 S は、10.1インチWUXGA (1920×1200)ディスプレイ、CPUはMediaTek Helio X20 MT6797 2.1GHz デカコア、RAM3GB、ストレージ容量は32GB、カメラは500万画素カメラ搭載のミッドレンジクラスのアンドロイドタブレットです。
ARCHOS 101F NEON
ARCHOS 101F NEON は、10.1インチWSVGA (1024×600)ディスプレイ、CPUはRockchip RK3126C 1.2GHz クアッドコア、RAM1GB、ストレージ容量は64GB、カメラは200万画素カメラ搭載のローエンドクラスのタブレットです。
ALLDOCUBE X
ALLDOCUBE X、10.5インチAMOLEDスクリーン、2560×1600解像度MTK MT8176 新品価格 |
Acer Iconia One 10
Acer Iconia One 10 (B3-A50) は、10.1インチWXGA(1280×800) or WUXGA (1920×1200)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8167B 1.3GHz クアッドコア or MediaTek MT8167A 1.5GHz クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量は16GB/32GB、メインカメラ 500万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドWiFiタブレットとなっています。