タイMVNOサービス「OPEN SIM (オープン SIM)」の使用テスト
タイのi-mobile社が、4月に開始した新しいMVNO(仮想移動体通信事業者)サービス「OPEN SIM (ซิมโอเพ่น)」を入手したのでテストしてみました。
タイでは、タイCATテレコムの3G回線の周波数850MHz帯を利用した格安SIMサービスが開始しており、一般に販売され入手できるサービスとしては、「my by CAT」「シム ペンギン (Penguin Sim)」に続き3社目となっている。
850MHz帯を利用したサービスは、TOTの3G 2100MHz回線を利用したサービス「 i-mobile 3GX」などよりも、安価な価格設定となっており、AIS・True・DTACと併用するとタイでのインターネット料金を節約できます。
i-mobile社が販売している端末やTrueとDTACの3G回線が使えるスマートフォンなら使用可能です。
インターネット接続が1日あたり80MBまで最大速度42Mbpsで接続、上限に達したあとは最大速度1Mbpsでの接続となっており、こちらの方がお得な内容となっている。
プリペイドSIMカードの販売価格は49バーツ(約155円)で15バーツ分のおまけ付き、通話料金は1秒当たり1サタン（1バーツ=100サタン）、インターネット通信は、1MB当たり25サタンだが、1日の支払い額の上限は20バーツ（約65円）となっており、どれだけ使っても1日当たり20バーツを越えることは無い。
インターネット通信プランは、ペンギンSIMと同じで、通信速度が上限1Mbpsの通信量無制限の7日間プランが100バーツ(約320円)、30日間プランが300バーツ(約955円)となっている。(1日あたり80MBまで最大速度42Mbpsで接続)
OPEN SIMの使用テスト
SIMカードは通常49バーツだが、イベントで無料で配っていたのを入手した。通常はi-mobileのショップで販売している。(現時点では置いている店舗はなかったが順次販売されるでしょう)。
登録はパスポートを提示すれば、OKで外国人も使用することが出来る。
プリペイドSIMなので、事前にバーツをチャージ(top up)する必要がある。今回は7日間使用するつもりなので100バーツだけチャージ。最初なので販売員がチャージしてくれた。リフィルカードでのチャージの他に、駅構内やコンビニにある Boontermという機械でもチャージできます。機械ではi-mobile 3GXと表示されていますが、キチンとチャージされます。
7日プラン *222*1*2# ダイヤル
30日プラン *222*1*3# ダイヤル
残高照会 *153#
SIMは、どのサイズも対応したタイプ。
スピードはそこそこ出ました。1日、80MBまでは最大速度42Mbpsで接続です。80MB使いきった後は、速度1Mbpsでの接続となる。日本で買ったzenfone2でも、SIMフリーのipad mini4でも、問題なく接続できました。
APNの設定も特にしなくても大丈夫ですが、テザリングが出来ない場合は、APNを「internet」、ユーザー名やパスワードを空欄にすれば、うまくいくようです。
LTEは使用できないのでスピードは遅い(youtubeは見れる速度)です。それが気にならないのあれば、タイの格安SIMの中でも一番使えるSIMとなっています。ただし、バンド2100MHzと比べて850MHzは対応しているスマホが少ないので、事前に対応しているか確認しておく必要があります。
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