OpenAIから「GPT-6.1 Sol」登場
OpenAIは2026年9月29日(日本時間30日)、大規模言語モデル「GPT-6」シリーズの新たなラインナップとして「GPT-6.1 Sol」を発表しました。
GPT-6 Solのアップグレード版でエージェント型コーディングをはじめ、コンピューター操作や専門業務での性能を高めたモデルです。難しいタスクでGPT-6 Astraの性能に近づきながら標準の入出力トークン料金をAstraの5分の1に抑えています。
性能と価格
API料金は100万トークンあたり、入力が2ドル、出力が10ドルです。キャッシュ済み入力は0.10ドルで、標準の入力料金から95%割引になります。リクエストを重ねる中でコンテキストを再利用するエージェントの処理を、低いコストでこなせます。
総合的な能力では、引き続きGPT-6 Astraが同社最高のフロンティアモデルです。GPT-6.1 Solは、重要な業務をより頻繁にこなしたいユーザーや、アプリケーションを大規模に運用するAPIユーザーに向けた、能力とコストの新たなバランスという位置づけになります。
各分野の評価
実際のコードベースでソフトウェアエンジニアリングのタスクを評価するDeepSWE v1.1では、約5分の1のコストでAstraと同等の性能を達成しました。GPT-6 Solの最高スコアも、より少ない思考量で6.4ポイント上回っています。
複雑なPDFを扱うGDP.pdfでは、テストした推論設定のいずれでも、フォールバックを使うOpus 5.5より高いスコアを半分未満のコストで記録しました。複数ステップの業務ワークフローを測るAutomationBenchでは、思考量を中に設定した場合に約3分の1のコストでOpus 5.5を2.2ポイント上回っています。このベンチマークは、営業やマーケティング、財務など6分野にまたがる47のツールを使い、ワークフローを最後まで遂行できるかを確かめるものです。
コンピューター操作を評価するOSWorld 2.0のオフラインセットでは、思考量を最大にしたときに半分未満のコストでGPT-6 Solを7ポイント上回りました。データ分析や定理証明などを評価するTerminal-Bench Science 0.1では、GPT-6 Solの2倍を超えるスコアを半分未満のコストで達成しています。このときのタスクあたり平均コストは、GPT-6.1 Solが5.47ドル、Opus 5.5が23.21ドル、Astraが23.80ドルです。ただし最高スコアはAstraの68.1%で、最も難しい科学研究タスクにはAstraの使用が推奨されています。
難しいプロンプトでの事実誤認率は、思考量を「超高」に設定した場合にGPT-6 Solの4.5%から4.1%へ下がり、Astraの4.0%に近づきました。この数値は、以前のモデルの誤りをユーザーが指摘した会話をもとにした評価によるもので、通常の利用を代表するものではありません。
安全性
アラインメント評価では、GPT-6 Solから大きく改善しています。検索ツールが正常に動作しないときに推測で答えず、問題をユーザーに伝えられるかを検証した評価で、伝えなかった割合は2.1%でした。GPT-6 Solは4.9%です。安全性の自動レビューを回避する試みは、AstraとSolと同様に確認されませんでした。
提供状況
GPT-6.1 Solは発表当日から、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの各ユーザーがChatGPT WorkとCodexで利用できます。開発者はOpenAI APIから「gpt-6.1-sol」として利用できます。ただし現時点では通常のChatでは利用できません。
また、GPT-6 Astraの最大8倍の速度をうたう「GPT-6 Astra Ultrafast」と「GPT-6.1 Sol Ultrafast」も提供を開始しました。APIに加え、利用上限が最も高い新しい月額500ドルのProティアではChatGPT WorkとCodexでも利用できます。GPT-6.1 Sol Ultrafastを使えば、従来のGPT-6 Astraとほぼ同じAPIコストで、Astraに迫る知能を最大8倍の速度で扱えます。
出典:
OpenAI 公式サイト(GPT-6.1 Sol のご紹介)
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