8インチクラスの音声通話可能なタブレットを比較してみました。ソニーはXPERIA Z3 Tablet Compact以降、新製品を出しておらず、サムスンのタブレットは日本では入手しにくいこともあって、HuaweiとASUSだけの比較となりました。
海外で購入するのであればサムスンも音声通話可能な8インチ台のハイスペック機やエントリー機があるので購入候補になります。
※2019年版を作成しました。
※2018年版を作成しました。
目次
【2017年版】音声通話可能な8インチタブレットの比較表
音声通話可能な8インチタブレットである、Huawei MediaPad M3、Huawei MediaPad T2 8 Pro、ASUS ZenPad 3 8.0 (Z581KL)、ASUS ZenPad 8.0 (Z380KNL)の4機種を表にして比較してみました。2017年前半は、Huawei MediaPad M3が性能面・価格面も高い次元で満足できベストバイですね。基本性能も高いので長く使うことが出来そうです。
性能を知る基準となるantutuベンチマークは、インターネット上のレビュー記事やyoutube動画のレビューを参照しており、条件も違うのであくまで参考と考えてください。
Huawei MediaPad M3 、一番オススメなタブレット
MediaPad M3 は、8.4インチWQXGA(2560×1600)の高解像度のディスプレイ、CPUはスマホの一世代前のフラッグシップ機並みの性能のKirin950 を搭載しながら、4万円で買えるコストパフォーマンスの高いタブレットとなっています。
動作は軽快でほとんどのアプリやゲームはストレスなく使うことができます。デュアルスピーカーを搭載し、タブレットの中でも高音質です。現時点ではMediaPad M3を買っておけば間違いないでしょう。
音声通話は可能ですが、相手の音声がスピーカーから大きい音で流れてくるので、屋外での音声通話はヘッドセットやイヤホン等の利用が基本となります。
また、通常のアンドロイド端末と異なり、中央の指紋認証を兼ねたホームボタンで独特の操作が出来る様になっていますが、普通の「ナビゲーションバー」で操作するような設定も可能です。Wi-Fiモデルもあります。
NTT-XストアではLTEモデルが36,738円(税込)で販売中
NTT-Xストア ファーウェイジャパンMediaPad M3 8.0 LTE 4G-32G
楽天モバイルでは、分割払いも可能1701円(税込)+分割手数料/月×24回
Huawei MediaPad T2 8 Pro コスパの高いタブレット
MediaPad T2 Pro は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはSnapdragon616搭載のミッドレンジ機となります。MediaPad T2 7.0 Proの8インチ版でMediaPad M3の下位機種となります。重たいゲームをしない限り、画面操作がカクついたりすることなくスムーズな操作が可能です。
価格も安くスマホとの2台持ちも容易なので普段は自宅専用、旅行時にマップやナビとして利用するといった使い方もよさそうです.
SIMフリーなので格安SIMを入れて音声通話やインターネット通信も可能ですがau系の格安SIMは音声通話不可なので注意が必要です。
MediaPad M3との大きな違いは、指紋認証センサーが付いていない事やスピーカーがモノラルである事などですが、その他の機能を考えると安すぎるくらいのタブレットとなっています。WiFiモデルもあります。
HUAWEI MediaPad T2 8 PRO LTE モデル【ファーウェイ公式】
ASUS ZenPad 3 8.0 (Z581KL) 画面比率4:3のタブレット
ZenPad 3 8.0 (Z581KL)は、7.9インチQXGA(2048×1536)ディスプレイ、CPUは Snapdragon 650搭載のミッドレンジのアンドロイドタブレットです。性能も普段使いには充分で良機種ですが、MediaPad M3と比べると性能及び値段の面、指紋認証が無い点で見劣りします。
性能面は普通に使っている分には違いが判らない程度の差だと思うので特価などで値段が同じくらいならブランドや外観の好みで決めるのもありだと思います。
性能と値段面以外の有利な面を挙げると、ヘッドセットなしでも通常のスマホと同じように音声通話することが出来る点、電子書籍を読むときや横向きにしてプラウザを見るときに使いやすい画面のアスペクト比が4:3である点が挙げられます。
また、Huaweiの端末の操作は少し癖がありますが、ASUSのUIはアンドロイドの標準操作と同じ感じなので違和感なく使いやすい点もあります。
amazon 7.9型タブレットパソコン ZenPad 3 8.0 SIMフリーモデル
ASUS ZenPad 8.0 (Z380KNL)
ZenPad 8.0 (Z380KNL) は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 410搭載のエントリースペックのアンドロイドタブレットです。値段的にMediaPad T2 8 Proがライバルとなる機種ですが、発売から時間が経っている事もあって性能面ではかなり劣ります。特に画面の解像度の違いは大きいと思います。
投げ売りで値段がかなり安くなった等の理由がない限りはMediaPad T2 8 Proにしておくのが無難でしょう。前機種Z380KLとの違いはOSのバージョンくらいで大きな違いはありません。
楽天モバイル エイスース 8型タブレットパソコン ZenPad 8.0 SIMフリーモデル
その他の8インチクラスのタブレット
その他の8インチクラスの音声通話機能がついていないタブレットやWiFiタブレットの簡単なまとめです。
ソフトバンク Lenovo TAB3
ソフトバンク Lenovo TAB3 は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUは Mediatek MT8735搭載のエントリースペックのアンドロイドタブレットです。Y!mobileからも「Lenovo TAB3 602LV」の名前で販売されています。
海外版のLenovo TABシリーズは音声通話可能な機種が多いですが、ソフトバンクで販売されるタブレットは音声通話出来ないようになっています。ソフトバンクとの契約が必要でトータルで考えると割高になるので、価格面ではキャリアのタブレットを選ぶ理由は無いです。
Qua tab PX (キュア タブ)
Qua tab PX (キュア タブ ピーエックス)は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはSnapdragon 617搭載のミドルスペックのアンドロイドタブレットです。
韓国LG製で防水防塵が特徴のタブレットです。音声通話はできません。auとの契約が必要なので費用は割高となります。
NEC LAVIE Tab S TS508/FAM
LAVIE Tab S TS508/FAM は、8インチWUXGA(1920×1200)ディスプレイ、CPUはQualcomm APQ8053(Snapdragon625)搭載のミドルスペックアンドロイドWiFiタブレットとなっています。
NEC製のWiFiタブレットで防水防塵対応となっています。割高でも国内メーカーが欲しいという人向け。
Acer Iconia One 8
Iconia One 8 (B1-850)は、8インチWXGA(1280×800)ディスプレイ、CPUはMediaTek MT8163搭載のエントリークラスのアンドロイドwifiタブレットです。
通販サイトの特価品で見かけることがありますが、RAMが1GBしかないので性能面で厳しい面があります。
アップル iPad mini 4
2015年に発売された7.9インチ(2048×1536)タブレットです。アップルの現行機で性能面では8インチクラスのタブレットでは、まだトップクラスと言えます。音声通話は出来ません。LTE通信可能なセルラーモデルとWiFiモデルがあり、アップルストアで購入したSIMフリーモデルはそのままで格安SIMの利用が可能。価格が割高なのが難点。