Wiko Tommy 使用レビュー、5インチHDディスプレイで1万円台の格安スマホ

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フランスのスマートフォンメーカーWiko Mobileの「Wiko Tommy」を購入したので、簡単なレビューをします。

 

 

フランスのWiko、日本に進出

Wikoは、日本では馴染みのないメーカーですが、世界30数か国に進出しており自分が良く旅行するアジアの国々でも販売されており、低価格ながらポップなデザインで安っぽさを感じさせないデザインで人気があります。自分も以前からWikoの展示機を良く触っていたのですが良い感じで欲しいなとおもっていました。

「Wiko Tommy」は、Wiko Mobileの日本法人「ウイコウ・ジャパン株式会社」の日本進出の第一弾スマートフォンで2017年の2月25日に発売します。今回レビューするのはタイのバンコクで購入したモデルで、中のアプリなどの違いはあると思いますが、スペックは日本版とほぼ同じです。

日本のSIMフリー版のWiko Tommy購入の参考になるようレビューしていきます。

 

バンコクでWiko Tommyを購入

価格は3980バーツ(約13000円)でした。結構人気があるみたいで展示しているけど在庫0の店が多く5店舗ほどまわってようやく購入しました。店舗によっては200バーツくらいの値引きやSDカードのオマケを付けてくれるところもあります。外箱は割としっかりした感じです。

 


タイではOPPOやVivoほどではないですが、取り扱っている店も多いです。バンコクでは修理センターもあります。日本語表記では「ウイコウ」ですが、タイでは「ウィコ」と呼ばれています。

 

Wiko Tommy のスペック

Wiko Tommy は、5インチHD(1280×720)ディスプレイ、CPUはSnapdragon210 クアッドコア、RAM2GB、ストレージ容量16GB、メインカメラは800万画素カメラ搭載のエントリークラスのアンドロイドスマートフォンです。

日本で発売されている機種では、FREETEL Priori4やZTE BLADE E01、ZenFoneの旧機種、少し値段が上となるZenFone 3 Maxやgooのスマホ g07、Alcatel SHINE LITEあたりがライバルとなりそうです。

 

Wiko Tommyと他機種との比較

Wiko
Tommy
FREETEL
Priori4
HUAWEI
nova lite
Alcatel
PIXI 4
ASUS
ZenFone3 Max
(ZC520TL)
ディスプレイ5インチ
1280×720
HD
5インチ
1280×720
HD
5.2インチ
1920×1080
FHD
5インチ
854×480
FWVGA
5.2インチ
1280×720
HD
CPUSnapdragon
210
1.3GHz
クアッド
MediaTek
MT6737
1.3GHz
クアッドコア
Kirin655
2.1GHz
オクタコア
MediaTek
MTK6735M
1.0GHz
クアッドコア
MediaTek
MT6737M
1.25GHz
クアッドコア
antutuベンチ
(参考値)
23000くらい29000くらい56000くらい17000くらい29000くらい
RAM2GB2GB3GB1GB2GB
ROM16GB16GB16GB8GB16GB
メインカメラ800万画素800万画素1200万画素800万画素1300万画素
前面カメラ500万画素500万画素800万画素500万画素500万画素
サイズ mm145.9
× 71.5
× 8.9
144.8
x 71.5
x 9.5
147.2
x 72.94
x 7.6
140.7
x 72.5
x 9.5
149.5
x73.7
x8.55
重量 g165167147
169160
バッテリー mAh2650400030002000
(取外し可能)
4100
その他VoLTE対応指紋認証機能指紋認証機能


備考
値段
(税込)
gooSimseller
14256円
NTT-Xストア
14382円
gooSimseller
21384円
(18144 円)
10800円ZenFoneショップ
21384円

Wiko TommyとライバルとなりそうなFREETEL Priori4とは、性能もそんなに変わらないと思われますので、デザインを取るならWiko Tommyでバッテリー持ちを考えるとFREETEL Priori4でしょうか。

Alcatel PIXI4はRAMが1GBしかないので安くても避けた方が様でしょう。もう少し予算に余裕があるのなら性能がワンランク上のHUAWEI nova liteにしておくの方が長く使えるのでオススメです。数量限定で値下げもされています。

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Wiko Tommyのレビュー


付属物は、USB充電器とマイクロUSBの充電ケーブル、簡単な説明書、マイク付のイヤホン、SIMアタプタです。

 


イヤホンはマイクが付いたタイプでマイクの部分にはボタンも付いています。このクラスのスマートフォンの付属品としては良い造りです。

 


タイで購入したのでUSB充電器は日本とは違うタイプになります。急速充電には対応していないです。

 


SIMアタプタですが、Wiko TommyのSIMサイズはマイクロSIMなのに標準サイズのアタプタも付属していました。よくわかりませんね。日本のウェブサイトには付属物として記載されていません。

 


海外で購入するとカバーと保護シールがオマケでついてくることが多いです。

 


ピントが合っていませんが、前面はオーソドックスなデザインで下部にはWikoのロゴがあります。物理ボタンはありません。

 


色がブリーン(青緑)の裏面は、Wikoのロゴが目立ちます。素材はプラスチックですがフリーテルのスマホの様に安っぽい感じはせず、1万円台のスマホとは思えないほどの質感です。

ロゴの好き嫌いはあると思いますが、ポップなデザインで好感の持てるデザインです。カメラ部分は少し出っ張っており、平らな机の上に置いて操作するとガタガタします。

 


ブラックのモック(展示用の模型)があったので比較してみました。

 


ブラックは、プラスチックですが皮っぽい仕上げになっています。日本版も同じかどうかは未確認です。

 


「Wiko Tommy」のサイズは145.9 x 71.5 x 8.9 mmで重量は145gです。同じ5インチのXperia X Performanceと大きさを比べてみましたが、大きさはちょっと大きいくらいで、安いからベゼルが太すぎるという事もありません。

 


厚みもXperia X Performanceとあまり変わりません。

 


ちょっとピンボケしていますが、上部はイヤホンジャックのみです。

 


側面は電源ボタンとボリュームボタンがあります。金属っぽい仕上げでいい感じです。

 


下部は、マイクの穴とマイクロUSBの充電端子があります。中央では無く片側に寄っています。

 


バッテリーは最近少なくなってきた取り外し可能なタイプです。

 


SIMカードは2枚入れる事の出来るデュアルSIMタイプでSDカードと別スロットになっています。SIMスロット1、SIMスロット2のどちらもLTE通信可能なタイプですが、片側が3G・LTE通信の場合、もう片方はGSMのみとなるため、日本では同時待ち受けは出来ません。

 


タイAISでのスピードテスト、4G LTEでの通信が可能です。日本版の売りの一つである音声通話VoLTEは、タイAISのVoLTE可能機種に含まれていない為にに試せず。

 


インストールされているアプリは、必要最小限なものだけです。アンインストールしたいのは360セキュリーティぐらいです。

インストールされているアプリがすべて表示されるUIで、iPhoneやファーウェイのスマホと同じように、ホーム表示画面からアプリをゴミ箱に捨てるとアンインストールされます。

操作性もシンプルで使いやすくXperiaやZenfoneを使っていた人は違和感なく使う事が出来る感じです。

 


アンドロイドのバージョンは6.01で、デフォルトでの残り容量は11GBとなっています。

 


タイで買ったモデルにも日本語IMEがデフォルトで入っていました。キーボードの形状も選べます。

 


ウェブサイトを表示させるとこんな感じになります。ウェブサイトを閲覧するくらいなら遅さは感じられません。

 

Wiko Tommyのパフォーマンス


一番気になっていた点は、CPUがSnapdragon210であることです。ウェブサイトを見たりグーグルマップを見る分には特にもっさりすることもなく普通に使うことができます。antutuベンチマークの結果は23000で、ライバルとなりそうなMediaTek MT6737搭載のFREETEL Priori 4は28000ぐらいですのでそれよりも遅い結果です。

Priori 4は試したことが無いので比較できないですが、個人的にはSnapdragon400を搭載したxperiaやSnapdragon410を搭載した富士通のarrows M02と同じくらいの操作感と感じました。

 

Wiko Tommyは軽いゲームならOK


イングレスは問題なしに動きました。ポケモンGOは、ARモードでもゲームすることは可能ですが、かなりカクつきます。ARをオフにすると普通にゲームすることは可能です。

3Dのゲームなどはプレイするのは困難ですが、軽いゲームなら大丈夫な感じです。

 

メモには充分なWiko Tommyのカメラ


リアカメラは800万画素カメラを搭載しています。レスポンスも良くピントの合い方もストレスを感じさせず良い感じです。

 


ちょっと眠たい感じの写真になりますが、値段を考えると合格点ではないでしょうか。

 


写真はレタッチせずに縮小しているだけです。

 


カフェなど少し照明がくらい所でも、あまりピントも迷いません。メモ程度なら充分すぎる性能です。

 

Wiko Tommyレビューまとめ

まだ1日しか使用していないですが、思ったより使えるスマートフォンであると感じました。アプリの起動やカメラの挙動なども速いとは言えないですがイライラすることもないといった感じで、値段を考えると電話やLINE、webの閲覧くらいだけに使うのであれば「有り」かなと思える機種です。

バッテリーの持ちなど、まだ試していない事もありますが、現段階で人に勧めるのなら安物中華スマホ風デザインのフリーテルよりもポップなデザインで安物っぽくないWiko Tommyです。

また、使っていてわかった事や不具合などをこのレビューに追加していきます。

 

ビックカメラ・gooSimsellerで販売中

SIMフリーの日本版がビックカメラ.comで販売中です。メーカー発売予定日は2017年02月25日でカラーはブリーン(青緑)、フラッシュレッド、トゥルーブラックの3色、送料無料で価格は15,962円(税込)、1596ポイントが付きます。

 

ビックカメラ WIKO Tommy P4903JP SIMフリースマートフォン
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Wiko Tommy のスペック、仕様

CPU : Snapdragon210 MSM8909+ 1.3GHz クアッドコア
GPU : Adreno 304
ディスプレイ : 5インチ HD 1280×720 IPS
RAM容量 : 2GB
ストレージ : 16GB(microSD対応upto64GB)
メインカメラ : 800万画素
前面カメラ : 500万画素
OS : Android 6.0 (Marshmallow)
サイズ : 145.9 x 71.5 x 8.9 mm
重量 : 145g
バッテリー : 2500mAh(取り外し可能)
カラー : ブリーン(青緑)、フラッシュレッド、トゥルーブラック、クール・グレイ、サン・イエロー、ホットピンク
WiFi : 802.11 b/g/n
Bluetooth : v4.1
センサー : 加速度センサー、光センサー、近接センサー、磁気センサー、ジャイロスコープ、デュアルマイク
その他 : デュアルSIM (microSIM)、VoLTE対応
ネットワーク : LTE Cat4対応

 

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