2018年11月に発売されたハイスペックなスマートフォン「OnePlus 6T A6013 6GB版」を購入したのでレビューします。
新モデルOnePlus 7T レビューしています。
目次
海外のショップで OnePlus 6T を購入
通販サイトでは無くタイ・バンコクの家電量販店で購入、タイ正規販売RAM6GB/128GBモデルで価格は18,999バーツ(約6.6万円)でした。帰りの空港でVAT(付加価値税)の約3000円の還付も受けることができます。
OnePlus 6T を選んだ理由
OnePlus 6Tを選んで購入した理由をだらだらと書き連ねると
・Xperia XZ1を1年以上使っているので買い替えたい、縦長画面の便利さに慣れてきて16:9比率画面のXZ1が使いずらくなってきた。
・普段は2台持ちで、内1台はデカい6.95インチのhonor Note 10なので、もう1台はポケットに入る大きさの端末が良い。
・海外に良くいくのでDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)は必須。
・荷物を軽くしたい、パソコンとスマホのケーブルをまとめたいのでUSB Type-C搭載が良い。
・できれば防水対応
・PUBGなど重ためのゲームが問題なくできるレベルのハイスペック。
・設定などが面倒なので日本語ロケールが最初から入っている端末
Google Pixel 3 XL 日本版、OPPO Find X 日本版、Xperia XZ3 海外版、HUAWEI Mate 20 Pro、Xiaomi Mi MIX 3、iPhone XR 香港版 などを実際に触って検討したが値段や条件からOnePlus 6Tを購入することに決定。
Google Pixel 3 XL 日本版がおサイフが入ってデュアルSIMなら多少高くても購入しようと思っていたが残念ながら日本版はシングルSIM仕様だった。
OnePlus 6T A6013 ののスペック概要
OnePlus 6Tは、水滴型ノッチ付きの6.41インチディスプレイでCPUは最新で最高スペックとなるSnapdragon845、OSも最新のAndroid 9 Pie (OxygenOS)、カメラは1900万画素カメラです。画面内に内蔵された指紋認証センサーが特長。
先代のOnePlus 6との違いはノッチの小型化やバッテリ容量の増量(3300mAh→3700mAh)、指紋認証センサー(背面→画面内)、イヤホン端子が廃止された事です。
CPU : Snapdragon 845 SDM845 2.8GHz オクタコア
GPU : Adreno 630
ディスプレイ : 6.41インチ FHD+ 2340×1080 19.5:9 , Optic AMOLED (Support sRGB, DCI-P3) , Gorilla Glass6
RAM容量 : 6GB/8GB LPDDR4X
ストレージ : 128GB/256GB UFS 2.1 2-LANE
メインカメラ : 1600万画素(IMX519)+2000万画素(IMX376K)デュアルカメラ F1.7 OIS+EIS
前面カメラ : 1600万画素(IMX 371)カメラ F2.0 EIS
OS : Android 9 Pie (OxygenOS)
サイズ : 157.5 x 74.8 x 8.2 mm
重量 : 185g
バッテリー : 3700mAh 急速充電対応(5V 4A)
Wi-Fi : 2×2 MIMO, Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac, 2.4G/5G
Bluetooth : v5.0
色: Mirror Black, Midnight Black , Thunder Purple
防水防塵 : 生活防水
接続端子 : USB Type-C
イヤホン端子 : 無し
認証方式 : 指紋認証センサー(画面内) , 顔認証
その他 : デュアルSIM(nano-SIM) , NFC
ネットワーク : 4G LTE Cat16 対応
FDD LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/ 19/20/25/26/28/29/30/32/66/71
TDD LTE: Band 34/38/39/40/41/46
TD-SCDMA: Band 34/39
UMTS(WCDMA): Band 1/2/4/5/8/9/19
CDMA: BC0/BC1
GSM: 850/900/1800/1900 MHz
OnePlus 6T 付属品
外箱はレッドがアクセントとなっています。
付属品は、USBのACアタプター、赤いUSB Type-Cのケーブル、USB Type-Cから3.5mmへの変換ケーブル、説明書、SIMピン、半透明のTPUカバー(クリアケース)の他、CEOからのメッセージカードも入っていました。
急速充電対応のUSB ACアタプターは小型ですがプラグを折りたたむことが出来ないタイプ。急速充電規格はQualcommのQuick Charge(クイックチャージ)では無くOnePlus独自の規格(5V 4A)です。
専用の赤いUSB Type-Cのケーブル。急速充電性能をフルで発揮するにはこの専用ケーブルを使わなければなりません。
OnePlus 6Tの外観・デザイン
ディスプレイは6.41インチ FHD+ 2340×1080 19.5:9でノッチ(切り欠き)付きにすることによりベゼルレスなデザインなっています。ロゴもなくシンプルなので画面だけといった感じです。水滴型のノッチは占有部分も小さく邪魔に感じません。
ノッチ部分にはセルフィー用のカメラがありその上には通話用スピーカーがあります。通知用ランプは有りません。
有機ELの画面は鮮やかで綺麗、最大輝度にすれば晴れの日の日光下でも画面操作できます。明るさの自動調節機能はありますが微妙なので私はオフにしました。
ホームボタンや戻るボタンはオンスクリーンキーとなっており画面に表示されます。タッチ感度もスムースでストレスはありません。
画面保護のフィルムは最初から貼られていました。
カラーはMirror Black, Midnight Black , Thunder Purpleの3色展開ですが、購入した6GBモデルはミラーブラックのみとなります。鏡面となっており非常に美しく質感も高いですが、指紋はベタベタと付くのでケース着用かフィルムを貼る必要があります。
ディスプレイは大きいですが、縦長(19.5:9 6.41インチ)なのと横の額縁部分が細く(本体の幅 74.8mm)なっているので持ちにくさはありません。2017年モデルのVAIO Phone A(16:9 5.5インチ)は77.0mm、Xperia XZ1(16:9 5.2インチ)は73.0mmです。
重量は185グラムなので結構ズッシリとした感じですが、このディスプレイサイズでは標準的な重さです。
カメラのレンズ部分は少し出っ張っていますが、机に置いて操作してもガタガタしたりはしません。
上部にはマイク用の開口があります。
本体下部はUSB Type-C端子とスピーカーがあります。ヘッドホン端子は廃止されています。
写真写りが悪いですが、本体右側には電源ボタンとサイレント(消音)、バイブのみ、着信音ありの設定が出来る3段のトグルスライダーがあります。
本体左側はボリュームボタンとSIMトレイがあります。SIMトレイはSIMピンで開けるタイプです。
しっかりした感触の3段のトグルスライダー
デュアルSIM(nano-SIM)仕様です。microSDカードは使えません。
半透明の純正ケースが付属します。
ケースはガラス面より2mmほど出っ張っており、ガラス保護には良いですが通知欄をスワイプするときに邪魔になります。
サイズを比較
5.2インチ(16:9)のXperia XZ1(148.0 x 73.0 x 7.4 mm)と6.41インチ(19.5:9)のOnePlus 6T(157.5 x 74.8 x 8.2 mm)との大きさ比較。画面自体の横幅はアスペクト比16:9の5.5インチと同じくらいです。
上がOnePlus 6T。
OnePlus 6T のレビュー
タイで買ったモデルには、日本語ロケールが最初から入っており各種設定も問題なし、Gboardが入っているので日本語入力も簡単な設定で可能です。
アプリなどは必要最小限しかインストールされていないので余計なアプリを削除する手間がなく良いです。見た目や操作もAndroid Oneスマホに近い感じとなっています。
独自のアプリは、古いOnePlusのスマホからの引継ぎに使えるOnePlus SwitchとOnePlusに関する情報を知ることが出来るCommunityアプリぐらいです。
OSは最新のOSであるAndroid 9 PieがベースとなったOxygenOSです。OxygenOSはXiaomiやファーウェイのUIと比べて癖が薄いので誰でも使いやすいと思います。中国で販売されているモデルはOxygenOSでは無くPlayストアが入っていないH2OSになります。
技適はありません。
ストレージは128GBと256GBの2種類があります。microSDカードは使えないですが、動画を取らない限りは充分すぎる容量で困ることは無いでしょう。
アプリをインストールしていないデフォルト状態では、13.41GBが使用済となっています。
画面内に指紋認証センサーがあるのが特長です。指紋認証は画面のどこでも良いという訳では無く画面下部の一部分だけです。
指紋認証の精度はかなり微妙な感じで10回に1回ぐらい失敗するので顔認証と合わせて利用するのが基本となります。画面は10点タッチとなっています。
OnePlus 6T 画面内指紋認証。10回に1回ぐらい認証がもたつく感じ pic.twitter.com/awNwmwFioK
— phablet.jp(ファブレットjp) (@phabletjp) November 17, 2018
指紋認証は5本の指が登録可能です。
顔認証は高速で精度も良いですが、眼鏡を掛けて登録すると眼鏡を外している時に認証に失敗することが多いので不便です。
指紋認証も微妙なので、指紋認証と顔認証、Smart Lockを組み合わせて使っています。
画面を点灯させないと指紋認証出来ないので、スマートフォンを持ち上げて表示をONにしています。ポケットにいれたまま3時間ほど歩いた時もバッテリーはあまり減らなかったのでONにしたままでもバッテリー持ちに影響は少ないと思います。
ノッチを隠す機能もありますが、水滴型で小さいのでノッチが邪魔と感じることはありません。
トグルスイッチの設定を変えたり、ナビゲーションバーのカスタマイズも可能で素のandroid 9 の様にホームボタンを上方向にスワイプして操作する方法にも出来ます。
クイックジェスチャーで特定の操作を割り当てることも可能です。顔認証をメインにする場合はダブルタップでスリープ解除をオンにすると素早く画面ロック解除できます。
通知欄はこんな感じ。カスタマイズも可能です。
ホーム画面のカスタマイズも可能です。
LINEなどはSNSアプリは通常1つのIDしか利用出来ませんが、パラレルアプリ機能を使うと2つのIDを利用することが可能です。
2枚のSIMが利用可能なDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)仕様です。日本のBAND(周波数)にも広く対応していますが、日本ではまだ試していないのでわかりません。(※技適は無しです)
テザリングは2.4Ghzと5.0Ghzの設定が可能。
OnePlus 6T 6GB版のAnTuTuベンチマーク、Geekbench 4
AnTuTuベンチマークの結果は292437、Geekbench 4のスコアはMulti-Coreが8608、Single-Coreが2331という結果です。
現行では最速のSnapdragon 845搭載ということもあり、アンドロイドのスマートフォンの中ではトップクラスの性能です。重いゲームなどでもスムーズで、2年間ぐらいはストレスなしで使えると思います。
OnePlus 6T のバッテリー持ち
バッテリーは他のスマホより容量大きめの3700mAhが搭載されていることもあり、充電せずに1日は充分使えます。私の使い方では、前に使っていたXperia XZ1の1.5倍くらいは持つ感じです。
まだ使い始めたばかりなので、後程バッテリー使用量について追記します。
左側が純正のACアタプターと赤いUSB Type-Cケーブルを使った計測結果です。「A day’s power in half an hour」の謳い文句の通り高速な充電が可能です。
右側がアンカーのIQ対応アタプターを使った計測結果で、PD対応のアタプターやQC3.0対応のアタプターを使っても同じような結果でした。
OnePlus 6T のカメラ
メインカメラは光学手振れ補正付の1600万画素(IMX519)+2000万画素(IMX376K)デュアルカメラ、フロントカメラは1600万画素カメラです。
ファーウェイやXperiaなどと比べて設定できる項目やエフェクトなどは少ないですが、ポートレートモードや夜間モード、パノラマなど良く使う機能はあります。写真は比率4:3(4608×3456)、19.5:9(4608×2112)、1:1(3456×3456)から選ぶことが出来ます。
プロモードを選ぶとホワイトバランスやシャッター速度などを手動で設定できます。RAWデータでの保存も可能です。
海外のSIMを入れている場合はシャッター音をオフにすることが出来ました。
動画はリアは4K 60FPS(撮影時間は5分間に制限)から720P、フロントはフルHDから720Pで撮影可能です。
Googleレンズも利用可能です。
ピントの合掌も速くカラーのバランスも適切です。全ての面で高レベルです。
カメラは見た目に近い写りです。
デジタル10倍です。
夜の電飾看板など白飛びしがちな場面でも失敗が少なく優秀です。
スマホのカメラでこれだけ写れば充分、癖もなく使いやすいカメラです。
OnePlus 6T でゲーム
位置ゲームのイングレスやポケモンGOをプレイしてみましたが、GPSの掴みも速く快適です。
PUBGも快適にプレイできます。長時間プレイすると本体は熱くなりますが問題ないレベルです。ゲーム中の通知や輝度調オフにするなどの設定が出来るゲームモードもあります。
OnePlus 6T レビューまとめ
私はカバーを付けないで使うので、指紋が付きやすいMirror Black色では無くMidnight Blackにすれば良かったと色に関しては少し後悔していますが、その他の面は非常に満足で買ってよかったと思っています。
指紋認証センサーの精度は微妙ですが、顔認証を併用すればストレスなく使えそうです。
先代のOnePlus 6からはノッチの小型化やバッテリ容量の増量するなど進化していますが、イヤホン端子が廃止されているなど不便になっている点もあるので値段も安くなっているOnePlus 6を買うのも有りだと思います。
良い点
・全ての面でレベルが高くバランスが良い。
・Androidスマホでは最高クラスの性能
・縦長の画面は情報量が多く使いやすい、ノッチも小さいので気にならない。
・画面内に指紋認証センサー搭載という先進性
・バッテリーの持ちも良い
・性能や本体の質感を考えると安い価格、フラッグシップキラー。
・余計なアプリが入っていない。UIもAndroid Oneに近くシンプルでわかりやすい
・どんな場面でも安定した写りの光学手振れ補正付のデュアルカメラ
悪い点
・指紋認証の精度が微妙。
・純正のアタプターでないと高速充電できない。
・microSDスロット、イヤホンジャック、通知ランプが無い。
・日本でのBAND(周波数)にも広く対応するが、技適なし。
OnePlus 6T は海外通販サイトで購入可能
OnePlus 6Tは、日本での販売予定は無いですが、海外の日本語対応の通販サイトEtoren(イートレン)で購入可能です。
少しでも安い購入したい場合はAliExpressなどでも購入可能ですが、出荷まで時間が掛かったりトラブルなどがあった時は英語での対応となります。