リニューアルして再びiOS(iPhoneとiPad)で使えるようになったH.I.S.モバイルの海外専用SIM「変なSIM」をiOS(iPad mini 4)で使ってみたので簡単にレビューします。
リニューアルした「変なSIM」
変なSIMは78の国と地域で使える海外プリペイドSIMカードで使い切りでは無く何回も利用可能です。昨年にAndroidスマホで使ってみて1度レビュー「変なSIM レビュー、75の国と地域で使える海外SIM」しています。しかし、変なSIMがアップルの規約違反でiOSで使えなくなってしまいました。
経緯は「H.I.S.モバイルの「変なSIM」、iOSアプリが起動できない不具合」「Apple Developer Enterprise Program 規約違反による処罰例(H.I.S.モバイル「変なSIM」アプリ)」が詳しいです。
2018年12月に新アプリをリリースしサービスを再開しましたがiOSで利用するには新しいSIM交換が必要です(無償交換は2019年3月31日まで、Androidスマホで利用する場合は交換不要)。
今回はリニューアルしたSIMに交換してiOS(iPad mini 4)でレビューしていますが、結論からいうと設定が面倒で次に使うことは無いかなという感じです。
変なSIM (iOS)レビュー
交換申し込みして3日ほどして新しいSIMが届きました。貼るタイプとプラスチックタイプの2種類ありますが今回はプラスチックタイプです。SIMピンも付属しています。
簡単な説明書が付属しています。以前に付属していた説明書から変更されていました。
以前のアプリは使えないので新アプリをインストール、変なSIMをiPhone又はiPadに入れます。アイコンは前と同じです。
変なSIMはインターネットに接続されていないとプランの購入や設定が出来ないので事前に日本で購入と設定をする必要があります。設定はアプリ上だけでは完結しないのでわかりにくいです。
プランを購入します。H.I.S.モバイルのアカウントが無い場合は先にアカウントを作成、クレジットカードの登録をしておきます。
料金は1日500円(24時間)で高速データ通信200MB利用可能、超過すると低速(128kbps)になります。今回は台湾で利用します。
変なSIM登録と切り替え→プランを登録するをタップしていきます。
了解を押して完了、日本を出発する前にここまで設定しておきます。
変なSIMを現地で使う
現地でモバイル通信→SIM APP→変なSIM登録と切り替え→プランを使う・国内SIM戻す→登録したプランをタップします。
モバイルデータ通信とモバイルデータ通信のオプション(ローミング)をONにします。
#海外SIMメモ
場所 : 台湾 台北 桃園国際空港 3月14日
種類 : 変なSIM
購入場所 : H.I.S.モバイル(2138円)
プラン : 台湾 24時間 200MB(超過後低速) 500円
速度 : 34.0Mbps
端末 : iPad mini4
備考 : リニューアル版をiOSで使用、通信は問題ないが設定が面倒過ぎるのでお勧めできない。台湾之星に接続 pic.twitter.com/AVFaXUVlXj— phablet.jp(ファブレットjp) (@phabletjp) March 16, 2019
すぐに繋がり、通信速度も速く快適です。キャリアは台湾之星(T-STAR)に接続されました。
APNが自動で設定されず、テザリング(インターネット共有)がONに出来ないので手動で入力します。
設定→モバイルデータ通信→APN設定、台湾なのでAPNに「3gnet」と入力します。これでテザリングもOKになりました。
変なSIMで利用する国別APN一覧は公式のサイトで確認できます。
https://his-mobile.com/beginner/devices_henn/area_band/
リニューアル版「変なSIM」まとめ
世界各国を1枚のSIMで済ます事が出来るのは良いのですが、iOS(iPhone,ipad)での利用は前にAndroidスマホで利用した時以上に設定が面倒だと感じました。
日本国内で格安SIMを利用している場合はプロファイルを設定し直す必要もありますのでオススメはできません。海外WiFiルーターをレンタルするか、スマホ設定がある程度わかる方は現地SIMやAIS SIM2Fly、AIRSIMなどの方が良いでしょう。
※2019年3月24日現在、今度はAndroidのアプリがGoogle Playストア経由でダウンロード出来ない状態です。
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