去年はSIMフリー元年と言えるほどにSIMロックフリーのスマートフォン・ファブレット・タブレット端末が多く発売されました。端末の大型化も進み、数年前までは数える程しかなく、海外から個人で輸入するしかなかった音声通話可能なタブレットも日本で買える様になりました。
追記 2017年版を追加しました。
https://phablet.jp/?p=16510
そこで、2016年・音声通話可能な7インチタブレット比較と題して、日本で正規に購入可能なSIMフリーで音声通話可能な7インチタブレットの比較をしてみます。
追記 7月8日:Huaweiから、MediaPad T2 7.0 Pro が26,978円(税込)で発売されます。通話可能なタブレットで7型(1920×1200)ディスプレイ、CPUは、Snapdragon615、RAM2GBと必要充分なスペックです。
NTTドコモの周波数にもフルバンドサポートしているのでドコモ系の格安SIMで問題なく使えます。コスパを考えると現行機では最もオススメの通話タブレットです。
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ファーウェイ Vモール楽天市場店 MediaPad T2 7.0 LTE
追記 10月15日:安価な通話可能なタブレットMediaPad T1 7.0 LTEが発表されました。シルバーのRAM1GB/ストレージ8GBモデルが税別で10980円、ゴールドのRAM2GB/ストレージ16GBモデルが税別で14980円、発売日は10月21日となっています。
性能が低いのでメインで使うには厳しいですが、サブに利用でタブレットがどんな物か使ってみたい人向けですね。買うならRAM2GBにしておくのが無難です。
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HUAWEI MediaPad T1 7.0 LTE(ゴールド 2GBモデル)【ファーウェイ公式】
HUAWEI MediaPad T1 7.0 LTE(シルバー 1GBモデル)【ファーウェイ公式】
追記 12月1日:6.8インチのZenFone 3 Ultra (ZU680KL)が日本でも販売されます。
https://phablet.jp/?p=15841
目次
【2016年版】音声通話可能な7インチタブレットの比較表
通話可能な7インチタブレット、huawei P8max、EveryPadⅢ、ZenPad7.0 (Z370KL)、AQUOSPAD SH-05G の4機種を表にして比較してみました。antutuベンチは、インターネット上のレビュー記事を参考にしており、条件も違うのであくまで参考です。
Huawei P8 max (ファーウェイ ピーエイト マックス)
勢いのあるメーカーhuawei(ファーウェイ)製の6.8インチファブレット・タブレットです。CPUに64bit対応の「Hisilicon Kirin 935」、RAM3GB搭載しており、性能はアンドロイド端末の中でもトップレベルの性能を誇ります。
タブレットは、フラッシュが搭載されていなかったり取り敢えず、メモ程度の写真が撮れる程度のカメラが多いですが、光学手振れ補正付きの1300万画素カメラを搭載しており、ハイスペックのスマートフォンにも劣らない画質が期待できます。
また、スマートバンドの「TalkBand B2」と組み合わせれば、カバンの中にタブレット本体を入れたまま着信でき、ハンズフリーで通話することも可能です。
価格は、59980円(税抜)と他のタブレットと比べれば値段は高めですが、性能比で考えれば相当安いレベルです。日本で正規販売されているのでサポートも問題ないと思われます。
ファーウェイのSIMフリー端末全体の短所ですが周波数がプラスエリアをカバーしていない場合があります。huawei P8maxはLTE Band19 800Mhz帯に対応していないので郊外や山間部での使用は繋がりにくい場合があります。カラケーとの2台持ちなら最強の通話可能なタブレットです。
また、海外では「huawei MediaPad X2」というP8 maxより少し大きい7インチ(1920×1200)ディスプレイの通話可能なタブレットが販売されていますが、P8 maxと似た画面サイズのため、日本での販売は期待できなさそうです。
購入するには、中国やタイ等で現地購入するか個人輸入するしかないです。性能はP8 maxより低いですが、通常の使用には充分なスペックで価格も安いので日本でも販売してほしいですね。
ヤマダ電機 EveryPadⅢ(エブリーパッド スリー) [Lenovo Phab Plus]
EveryPadⅢ(エブリーパッド スリー)は、ヤマダ電機の通話可能なオリジナルタブレットです。海外で販売されているLenovo Phab Plusがベースとなっており、6.8インチディスプレイはフルHD(1920×1080)でCPUはSnapdragon615 1.5GHz オクタコアでRAM2GBでハイスペック機に迫る性能です。
家電メーカーのオリジナル商品にありがちな値段を安くして性能はあれで、情弱や老人を値段で釣るような商品ではありません。
中国メーカーの商品は故障した時に困りそうだとか考えますが、故障や使い方がわからない時にヤマダ電機の実店舗に持ち込めるので良いですね。2年間の長期保証サービスもついています。
また、発売記念としてEveryPadⅢ専用ケースと液晶フィルム、ヤマダSIMが付いてきます。これで税込37,584円はかなり安いですね。NTTドコモ系の格安SIMなら各社使えますが、800Mhz帯(プラスエリア)に対応していないので電波の掴みが少し悪い所が欠点でしょうか。個人的には2台持ちのサブとしてコスパも最高で良い機種だと思います。
ASUS ZenPad 7.0 (Z370KL) エイスース ゼンパッド
台湾のメーカーASUSは、早くから日本で音声通話できるFonepadシリーズを販売していましたが、シリーズ名をZenPadと改めました。ZenPadはモデルがたいへん多くなっており購入の際は注意が必要で、WiFiモデルのZenPad 7.0 (Z370C)やディスプレイサイズが8インチや10インチのZenPadもあります。
ZenPad 7.0 (Z370KL)は、大変安価ながらSIMロックフリーでLTE通信にも対応しているモデルです。性能は、7インチHD(1280×800)ディスプレイにCPUはSnapdragon210、RAM容量は2GBとエントリークラスで必要充分な性能です。処理の重いゲームはカクついたりしますが、LINEの使用やウェブやメールの閲覧くらいならストレスなく利用できます。
カメラ性能も余り期待できません。フラッシュも付いていませんしメモ程度の使い方になるでしょう。しかし、そんなにヘビーな使い方をしない人には価格も安く2万5000円台でLTE対応なのは、良い選択だと思います。
シャープ AQUOS PAD SH-05G
NTTドコモから発売されているシャープ製にAQUOS PAD SH-05Gは音声通話が可能です。auはSIMカードが挿せる7インチのタブレットは無く、ソフトバンクから発売されている7.0インチサイズのサムスンGALAXY Tab4は、グローバル版は通話できますが、ソフトバンク版は通話できませんのでキャリアが正規に販売している機種はこのタブレットだけです。
カタログ上のスペックは、ハイスペックで軽量と申し分ありませんが、発熱が改善されていない改良前のSnapdragon810を搭載しているせいか、フリーズが頻発しレスポンスも非常に悪いとの口コミ・レビューが多くみられます。
NTTドコモとの契約が必要ですし、Amazonで白ロムを買うにしても値段は高いので、この機種にする理由はありません。日本製ですが買ってはイケナイ機種です。
7インチタブレット比較 まとめ
音声通話可能なタブレットの比較は、性能ならhuawei P8max、コスパならEveryPadⅢ、とにかく安いのがいいのならZenPad 7.0 (Z370KL)になります。
しかしhuawei P8maxとEveryPadⅢは、格安sim(NTTドコモ系)の周波数のすべてに対応しているわけではないので、郊外や山間部での使用では繋がりにくい場合があり、仕事で使う場合はメインで使うのはやめておいた方がよさそうです。ガラケーとの2台持ちがベストですね。
7インチタブレットに最適なSIMは?
速度制限ありの低速だけど安い格安SIMカード比較、2台目・3台目用のSIMカードを考える という記事にも書いていますが、ガラケーと7インチタブレットを2台維持する場合、やはり費用が掛かるので節約したいですよね。節約を考えた場合、7インチタブレットで使う格安simでオススメできるのが、楽天モバイルのsimです。
最大通信速度が200kbpsに抑えられたベーシックプランなら音声通話可能なSIMの場合でも月額料金1250円で収まります。(データSIMのみなら月額525円)取り敢えずベーシックプランで試してみて高速通信が必要と感じたなら、1600円の3.1GBプランに変更するのがいいと思います。
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