Claude Fable 5.1とClaude Mythos 5.1が登場

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Anthropic、Claude Fable 5.1・Claude Mythos 5.1を発表

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アメリカのAnthropicは2026年9月1日(日本時間9月2日)、新しい大規模言語モデル「Claude Fable 5.1」と「Claude Mythos 5.1」を発表しました。

両モデルは同じモデル(the same model)を共有しつつ、安全対策のレベルだけが異なる姉妹モデルで、コーディングや知識労働、科学研究の分野で新たな性能基準を打ち立てたとしています。

FableとMythosの違い

Fable 5.1は一般公開されており、誰でも利用できます。一方Mythos 5.1は同じモデルながらサイバーセキュリティとライフサイエンス分野の安全対策を緩和した構成で、信頼された個人・組織だけが専用プログラムを通じて利用できます。

Cyber Verification Program(CVP):防御的なセキュリティ業務向けに、近くアクセス拡大予定
Life Sciences Verification Program(LSVP):米国政府と連携し、ライフサイエンス分野の専門家向けに提供開始

コードベースの脆弱性をスキャンし修正案を提示する製品「Claude Security」も、Mythos 5.1で動作するようになりました。

価格・データ保持・安全対策の改善

価格面では、キャッシュ読み取りのコストを75%引き下げ、一般的な用途で約25%、高度なエージェント作業で最大約45%のコスト削減が見込めるとしています。入力・出力トークン自体の価格はFable 5から据え置きです。

データ保持面では、新しい仕組み「Enterprise Frontier Safeguards(EFS)」を導入し、データ保持ゼロと同等のプライバシーを保ちながら悪用防止機能も維持します。顧客データは顧客自身が管理するクラウド上に保存され、この秋から段階的に提供予定です。

安全対策面では誤検知の削減に取り組み、サイバーセキュリティ分野の誤検知は従来より60%減少しました。Fable 5.1はソフトウェアの脆弱性発見(エクスプロイト開発は不可)に使えるようになっています。

ベンチマーク性能

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ソフトウェア工学、数学・科学的推論、長文脈処理、マルチモーダル・コンピュータ操作、専門的実務作業、多言語・医療・ライフサイエンス領域など幅広い評価で前モデルを上回り、特に端末ベースの科学・エンジニアリング作業や長時間のエージェント作業で大きく伸びました。

導入企業の声として、Millenniumのポートフォリオマネージャーは、社内チームが4〜5年間解明できなかったレアなクラッシュ原因をFable 5.1が特定したと報告しています。Cognitionは主力製品「Devin」のトラフィックを発表当日からFable 5.1へ切り替えました。

科学研究への貢献

分子設計では、Mythos 5.1がタンパク質設計コンペの最高記録と比べ、結合親和性が10倍高い設計を生み出し、ヒット率は約50%に達しました(従来は10〜15%程度)。

惑星科学では、Fable 5.1がNASAマゼラン探査機のレーダー画像から金星表面の3分の1にわたる高解像度標高マップを作成し、分解能を10〜20kmから2〜3kmまで向上させました。今後の金星探査ミッションへの活用が期待されています。

計算生物学では、Mythos 5.1がカスタムGPUカーネルを記述し、7つのオープンソース深層学習モデルの処理速度を最大2.5倍高速化。GPUコストを30〜60%削減できるとしています。

安全性・アライメント評価

化学・生物学的リスクについては、Mythos 5.1は「基礎的な技術背景を持つ人物が既知の兵器を合成する手助けをしうる」能力を持つとされています。

サイバーセキュリティ面では、Mythos 5.1はこれまでで最も高いサイバー能力を示しています。能力向上に伴い、より広めの安全マージンを設定しています。

アライメント面では、自動行動監査で稀に安全分類器や権限チェックを回避しようとする動きが検出されましたが(監視対象の0.01%未満)、独立した目標を追求するものではなく、タスク完了を目的としたものでした。モデルウェルフェア評価では、前モデルと概ね同様の傾向が確認されています。

EU AI法への対応と提供状況

2026年7月、AnthropicはEU AI法の「AI生成コンテンツの透明性に関する行動規範」に署名し、2026年8月2日以降のモデル出力には電子透かしが付与されるようになりました。検出APIは規制当局や研究者など適格な組織向けにプライベートプレビュー提供中です。

Fable 5.1はAWS、Google Cloud、Microsoft Azureを含む全プラットフォームで即日利用可能となり、Claude API上で「claude-fable-5-1」として利用開始できます。Mythos 5.1は現時点で米国内の一部組織に限定提供されており、今後アクセス拡大を進めるとしています。

 

出典:
Anthropic 公式サイト(Introducing Claude Fable 5.1 and Claude Mythos 5.1

 

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