中国のスマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ 小米科技)の6.44インチディスプレイ搭載ファブレット Xiaomi Mi Max 2 グローバルモデル 64GB SIMフリーを購入したので、簡単にレビューをします。
目次
- 1 グローバルバージョンを購入
- 2 ファブレット Xiaomi Mi Max 2 を購入した理由
- 3 Xiaomi Mi Max 2 (小米Max 2)のスペック概要
- 4 Xiaomi Mi Max 2 レビュー
- 5 大きさを比較
- 6 Xiaomi Mi Max 2は、デュアルスタンバイ(4G+3G)に対応
- 7 OSはXiaomi独自のMIUI
- 8 Xiaomi Mi Max 2のベンチマーク
- 9 Xiaomi Mi Max 2でゲーム
- 10 Xiaomi Mi Max 2 のバッテリー持ちは?
- 11 Xiaomi Mi Max 2 のカメラ
- 12 LINEやフェイスブックを2つのIDで利用可能なDual Apps機能
- 13 Xiaomi Mi Max 2 レビューまとめ
グローバルバージョンを購入
購入したのバンコクでタイで正規品として販売されているのを購入しました。シャオミはタイで公式ストアをオープンするなど海外展開に力を入れているので中国だけでなく他国でも購入しやすくなっています。
タイで販売されているモデルはRAM4GB・ストレージ容量64GBのグローバルモデルで色はブラックのみです。
定価は9990バーツ(約3.4万円)ですが、セールで8520バーツ(約2.9万円)+モバイルバッテリーおまけで購入することができました。1年間の保証付きです。
ファブレット Xiaomi Mi Max 2 を購入した理由
現在、Xiaomi Mi Maxを使っているのですが大画面の便利さとバッテリーの持ちの良さでXperiaと共に2台を常に持ち歩いて使っています。特にバッテリーの持ちの良さは驚異的で、朝8時くらいに出かけて1時間くらいwebや動画閲覧しテザリングを常にONして8時間ぐらいモバイルWiFiルーターがわりに使って夜10時の帰宅時には50%くらいバッテリー残量があるという感じです。
Xiaomi Mi Maxと比べて、CPUはSnapdragon 650/652からSnapdragon 625になり性能は下がっているのですが、バッテリーは4850mAhから5300mAhに増量、端子がmicroUSBからUSB Type-Cになっています。ケーブル関係をUSB Type-Cに統一したいとことあり多少性能が下がっても利便性が良くなると考え購入しました。Snapdragon660版が出ていればもっと良かったのですが。
Xiaomi Mi Max 2 (小米Max 2)のスペック概要
Xiaomi Mi Max 2は、スマートフォンとタブレットの中間の大きさの6.44インチディスプレイ搭載の通話可能スマートフォン(ファブレット)で、CPUはミッドレンジのSnapdragon625、バッテリーは通常のスマートフォンの倍近くの容量5300mAhを搭載しています。
また性能に対して価格が安くコスパに優れているのも特徴です。日本では販売されていませんが海外通販サイトなどで購入できます。
CPU : Snapdragon 625 MSM8953 2.0GHz オクタコア
ディスプレイ : 6.44インチ FHD 1920×1080
RAM容量 : 4GB
ストレージ : 64GB(MicroSD対応)
メインカメラ : 1200万画素(SONY IMX386) ƒ/2.2 PDAF dualtone LED Flash
前面カメラ : 500万画素 ƒ/2.0 ワイドレンズ
OS : Android 7.1.1 Nougat (MIUI 8)
サイズ : 174.1×88.7×7.6mm
重量 : 211g
バッテリー : 5300mAh(急速充電 QC 3.0) 9V/2A
その他 : 指紋認証センサー,VoLTE,デュアルSIM(Nano-SIM Micro-SIM)
Xiaomi Mi Max 2 レビュー
箱は、Xiaomi Mi Maxと同様に簡易な箱です。箱にはグローバルバージョンと記載されています。
付属物は、USB Type-C充電器とUSB Type-Cの充電ケーブルとSIMピン、簡単な説明書だけでイヤホンやカバーなどは入っていません。
正面上部にはスピーカー、フロントカメラ、通知用LEDランプが並びます。下部のナビケーションキーは画面外にあるタイプで右側に戻るキーがありますが、設定で表示はそのままですが左側に戻るキーを変更することができます。またキーはバックライト付きです。またガラスは角が曲面になっており、端末は大きいですが持ち易くなっています。
裏面はMi Maxと比べてスッキリとしたデザインとなっています。アンテナ部分を上部に移動させたことにより上下にあった樹脂素材が無くなってメタル素材だけとなっています。またカメラの出っ張りも無くなっています。
指紋認証センサーの反応も良好で認証失敗することはほとんどありません。横の電源ボタンを押さなくてもセンサーに触れるだけで画面が点灯します。ブラックの場合、汗ばんだ手で扱うと指紋跡が少し目立ちます。
Mi Maxではカメラ部分が少し出っ張っていましたが、Mi Max 2ではフラットになっています。
写真が見にくいですが、端末上部は3.5ミリのヘッドフォンジャックがあります。ヘッドホンの音量は他社のスマホと比べて少し小さめです。
下部にはUSB Type-C端子とスピーカー。Xiaomi Mi Max 2はステレオスピーカーです。
大きさを比較
左から、5.2インチのXperia XZ1、6.44インチのXiaomi Mi Max 2 、6.44インチのXiaomi Mi Maxです。普通のスマートフォンと比べてかなり大型となっています。サイズ・重量ともにMi Max 2とMi Maxはほぼ同じ。
ジーパンのポケットに入れて持ち歩くのは、ちょっと厳しい大きさです。私の場合6インチまでなら、ポケットに入れて持ち歩いています。
このブログを表示させるとこんな感じにかなり大きく表示されます。文字も画像も大きく表示されるので目が悪くなってきた人や老眼が進行してきた方にも良いのではないでしょうか。
最近のトレンドとなっている縦長ディスプレイの場合、情報量が多くなりますが文字の大きさは、6インチ(18:9 縦長)の場合これまでの5.5インチ(16:9)と同じ文字の大きさとなります。
Xiaomi Mi Max 2は、デュアルスタンバイ(4G+3G)に対応
SIMスロットはSIMピンで開けるタイプで、SIM1スロットがnanoSIMです。SIM、SIM2スロットがMicroSIMとマイクロSDの兼用となっているハイブリットタイプで、デュアルスタンバイ(4G+3G)対応で日本でも(技適の問題がありますが)2枚同時に使うことが可能です。
ドコモのプラスエリアには対応していないので日本で本機1台だけで運用するのは向いていないです。
スロット1にタイのキャリアTrueMove H、スロット2にDTACのSIMを入れてみました。4G+3GのDSDS対応となっています。
OSはXiaomi独自のMIUI
デフォルトの状態の画面です。OSはアンドロイドベースでXiaomi独自のMIUIです。
Play storeはもちろんGoogleのアプリも入っています。Mi RemoteやMi Accountなど独自アプリも入っています。
他社製のアプリはWPS Office(KINGSOFT Office)とSwiftkey keyboardが入っています。
Androidのバージョンは 7.1.1 Nougat 、MIUIのバージョンは、MIUI Global 8.5 Stable 8.5.4.0(NDDMIED)です。このバージョンでは大画面を活かす事ができる画面分割はできません。技適はありません。
ストレージは64GBで、デフォルトの状態で54GBの空きがあります。
日本語ロケールは入っていません。地域も日本を選ぶことは出来ないです。
Google日本語入力などの入力アプリをインストールすれば日本語入力できます。設定などを日本語にしたい場合は「More Locale 2」をインストールしてパソコンと繋ぎ、色々と設定する必要があります。検索すると日本語化の方法が出てきますが動作しなくなるなどリスクもあるので注意してください。
Xiaomi Mi Max 2は日本語環境は入っていなかったですが、同時期にタイで発売されたMi6には日本語が入っていたので、正規のアップデートで変わる可能性もありそうです。
また海外通販サイトで購入するとショップ独自のROMが入っていて日本語が最初から選択できる場合もありますがアップデートができないなどのデメリットもあります。
Xiaomi Mi Max 2のベンチマーク
AnTuTuベンチマークの結果は63166、Geekbench 4のスコアはMulti-Coreが4185、Single-Coreが878でミッドレンジの性能で3Dを使ったような重たいゲーム以外は快適に利用できるレベルです。web閲覧や動画視聴などではスクロールの引っ掛かりなどもありません。
Xiaomi Mi Max 2でゲーム
3Dを使った重たいゲームでなければ普通にプレイできます。ポケモンGOと位置ゲームのイングレスを遊んでみましたがストレスなくプレイできました。バッテリー消費の激しいGPSを使ったゲームですが大容量バッテリーを搭載しているので長い時間遊べそうです。
Xiaomi Mi Max 2 のバッテリー持ちは?
まだ2日ほど使用しただけなのですが、今のところはMi Maxと同様に電池の持ちは非常に良い印象です。もう少し使ってみて追記いたします。
朝9時くらいに出かけて、2時間くらいweb閲覧や動画閲覧しテザリングを常にONして8時間ぐらいモバイルWiFiルーターがわりに使って、夜11時の帰宅時にはバッテリー残量51%でした。Mi Maxと同様に脅威のバッテリー持ちです。
バッテリー容量が大きいので通常の充電では時間がかかりますが、急速充電(QC3.0)に対応しており充電時間を短くすることが可能です。
アプリAmpereで充電具合を計測してみました。付属の純正アタプタによる充電結果。
AUKEYのQuick Charge 2.0対応の充電アタプタで計測。
XiaomiのQuick Charge 3.0及びPD対応USB Type-C充電器での計測結果。
Xiaomi Mi Max 2 のカメラ
リアカメラはSONY IMX386センサーの1200万画素カメラで流行りのデュアルカメラではありませんが、起動もピントが合う速度も速く快適です。パノラマ撮影やビューティー撮影、マニュアルでも撮影出来、設定項目もわかりやすいです。
ただフラッシュの挙動がイマイチな感じで私はOFFにして使うことになりそうです。
薄暗い店内での撮影した写真。写りは良くも悪くもないといった感じです。オートで撮って縮小しています。
同じく薄暗いカフェでオートで撮った写真、画面が大きいので被写体は確認しやすい。
LINEやフェイスブックを2つのIDで利用可能なDual Apps機能
MIUI 8からは、アプリの複製が可能なDual Apps機能が追加されています。例えばLINEは1台の端末で1つのIDしか利用できないですがDual Apps機能を使うと2つのIDを同時に使用することが可能となります。
設定からDual Appsを選び、複製したいアプリにチェックを入れるとホーム画面にアプリが複製されます。
Xiaomi Mi Max 2 レビューまとめ
Xiaomi Mi MaxよりCPU性能はダウンしているのが残念ですが、それ以上にバッテリーが大きくなり、USB Type-C端子で利便性が増し、大画面で動画をより楽しむことができるステレオスピーカーを搭載しているのが良い点ですね。
日本ではプラスエリア非対応でこれ一台で済ませるのは厳しいですが、小さめのスマホやガラケーとの2台持ちになら利便性もコスパも良いので買って損の無い機種と言えます。
海外通販サイト エクスパンシスで販売中です。
エクスパンシス Xiaomi Mi Max 2 Dual-SIM (64GB, Gold)
エクスパンシス Xiaomi Mi Max 2 Dual-SIM (64GB, Matte Black)
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http://www.mi.com/max2/
http://www.mi.com/th/max2/
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