6インチ前後の大きさのファブレットの比較
日本で正規に購入でき格安SIMも手軽に利用できる6インチクラスのSIMロックフリーのファブレット(大型のスマートフォン)の比較と、海外の現地ショップや海外通販サイトだけで購入出来る日本未発売のファブレットの比較検討をまとめてみました。
ファブレットとは、ディスプレイの大きさが5.5インチから7インチくらいまでの大型のスマートフォンのことです。「Phone」(スマートフォン)と「Tablet」(タブレット)の単語を合わせて「Phablet」(ファブレット)と呼ばれています。
2018年版作成しています。
※2017年7月18日追記 : ヤマダ電機のファブレット「EveryPhone AC」の情報を追記しています。
※2017年11月28日追記 : HUAWEI Mate 10 Proとliteが12月に発売となります。
日本国内で買える6インチクラスのファブレット比較表 2017年版
去年末に発売された「Huawei Mate 9」が、性能や値段を考えるとやはり一番ではないでしょうか。Xperia Z Ultra(ズルトラ)やNexus 6を使っている人には、待望のフラッグシップ機レベルの性能のファブレットです。
※表中のantutuベンチマークの値は、バージョンが違ったり仕様条件により値が変わるので参考値と考えてください。
Huawei Mate 9 は現在、一番の人気機種
格安SIMも使える5.9インチディスプレイ高性能ファブレット「Huawei Mate 9 (ファーウェイ メイト 9)」は、CPUはKirin 960搭載でトップクラスの性能で、ライカ印のダブルレンズで美しい写真を撮ることが出来て、2つの電話番号で同時待ち受け可能なデュアルスタンバイ対応と弱点が見当たらない機種となっています。
ソニーやサムスンが、このクラスの機種を販売するとすれば価格は10万円くらいになると思いますが、Huawei Mate 9は約6万円とコスパも高くなっています。ファーウェイが日本市場を重視しているからなのか他国と比べても安価な価格設定となっています。
性能的に劣る他機種と比べれば値段は少し高めとなっていますが、予算オーバーしてもこの機種を買うのが現時点では正解だと思います。
Huawei Mate 9を安く購入できるところは、アマゾンで5万円くらいです。OCNなどSIMとのセット販売が安い事が多いですがSIMの契約は必須ではありません。
Huawei 5.9型 Mate9 SIMフリースマートフォン 新品価格 |
楽天モバイルなど格安SIMとのセット販売をキャーンペーン中に購入すれば、更に安く購入することが可能です。
Lenovo Phab2 Pro はTangoに対応したファブレット
世界初の空間立体認識「Google Tango」搭載が売りのこの機種は、新しいテクノロジーを試してみたい人やXperia Z Ultraと同サイズの画面が欲しいひとには注目の機種です。スナドラ652を搭載しRAMも4GB搭載していることもあり性能はそこそこ期待できます。
しかし、対応するバンドが少ないため他の機種と比べて電波をつかみにくい場合もあると思われます。メイン機にするのではなくサブ機に向いている機種といえます。
人気があるのと出荷台数が少なかった事もあり、2017年1月の時点では品薄状態の様です。
ZenFone 2 Laser(ZE601KL)
Zenfoneシリーズのなかでも、カメラ焦点を合わせるの速い「レーザーオートフォーカス」搭載のASUS ZenFone 2 Laserシリーズです。ディスプレイは6インチFHD搭載しています。5.5インチと5インチのモデルがあるのでネット通販で購入する際は注意が必要です。
普通に利用するには十分な性能で悪くない機種ですが、現時点では少し予算を足して「Huawei Mate 9」を買った方が長く使えて良いのではないでしょうか。
HP Elite x3 Windowsスマートフォン
HP Elite x3 は、5.96インチ2Kディスプレイ、スナドラ820するなどファブレットの中ではトップクラスの性能ですが、OSはWindows10 Moibleなので使えるアプリはアンドロイドスマートフォンやiPhoneと比べてアプリの数は格段に少ないです。LINEなど主要なアプリはありますがアンドロイド版などと比べてバージョンアップの回数も少なく機能が限定されている場合も多いです。
ビジネス用途や複数台を同時に使うガジェット好きの人向きの機種です。2016年11月に配信されたアップデートで、DualSimの国内同時待ち受け(DSDS)が可能となりました。
また、同じWindows10 Moibleのファブレット「MADOSMA Q601」という機種もあります。マウスコンピューターが販売するsimロックフリー機でContinuum(コンティニュアム)にも対応しています。価格は4万円から5万円くらいで販売されています。
少し大きめのタブレットサイズ ASUS ZenFone 3 Ultra (ZU680KL)
他機種と比べて少し大きい画面サイズの6.8インチとなります。6インチのファブレットならジーパンのポケットに何とか入りますが、このサイズは無理ですね。
性能はSnapdragon 652、RAM容量4GB搭載で、よほど動作の重いゲームなどをしない限りは十分すぎる性能です。格安SIMでの運用もNTTドコモ系、au系の格安SIMの両方に対応したマルチキャリア機で便利です。au VoLTEにも対応しています。
ガラケーやiPhoneSEなど小型機種との2台持ちが捗る機種ですが、通話も可能なので大きさが気にならないのであれば
これ一台で済ませてしまう事もできます。また大きさの割に233グラムと軽く、カメラは光学手振れ補正付、デュアルスピーカー搭載など機能も充実しています。
ASUSは割安な機種を販売するメーカーというイメージですが、この機種は少し価格が高めの設定となっているのが欠点でしょうか。
ヤマダ電機の6型ファブレット「Every Phone AC」
今年の4月に、ヤマダ電機がリーズナブルな6インチファブレット(大型スマートフォン)の「Every Phone AC (エブリフォン アクティブ)」を発売しました。格安SIMが利用可能な端末で、普段使いには充分な性能ながら価格が12800円(税抜)と格安スマホと呼ばれるSIMフリースマートフォンの中でも更に安くコスパが非常に良いファブレットです。
レビュー記事も書いています。
海外で販売されている 6型ファブレットの比較
海外では6インチクラスの機種が多数販売されており、スナドラ600台のCPUを搭載したミッドレンジのファブレットの良機種が多数発売されています。
Xiaomi Mi Max はXperia Z Ultraと同じ画面サイズ
バランスのとれたコストパフォーマンスの高い機種です。海外に行って直接購入しなくても海外通販やアマゾンなど販売しているサイトも多く入手もしやすいです。
ファブレットの一番のヒット作であるXperia Z Ultraと同じ画面サイズの6.44型ディスプレイを搭載しています。Snapdragon652を搭載し、フラッグシップ機にせまる性能を誇っています。
ファブレット Xiaomi Mi Max 2 は外観が美しく
5月発表されたMi Maxの後継機ファブレット Xiaomi Mi Max 2は、フルメタルのボディを採用し質感アップ、USB-C端子の採用、ステレオスピーカー搭載やバッテリー容量アップなど基本性能を向上させているが、肝心のCPUはSnapdragon652からSnapdragon625にスペックダウン、少し残念な感じとなっている。Snapdragon660搭載の上位機種を期待したいですね。
レビュー書いています。
Xiaomi Mi Mix ベゼルレスのファブレット
強烈な印象を与えるのベゼルレス(狭額縁)デザインのXiaomi Mi Mix。画面サイズは6.4インチですが本体サイズはiPhone 7 Plus (5.5インチ)と同程度です。性能は現時点で最高性能を誇るSnapdragon821搭載でRAM6GBです。
ディスプレイの解像度が変則的な17:9(2040×1080)となっており、ホームボタンはオンスクリーン上に表示されます。但しその形状ゆえに画面は割れやすい様です。
デメリットとしては、グローバル版は無く中国版のみの販売なので日本語化に手間がかかる事や、人気が高く品薄であることから海外通販サイトでも高めの値段設定がされている事です。
Samsung Galaxy A9 Pro は大容量バッテリー搭載
Snapdragon 652 1.8GHz オクタコアを搭載のすべての面で高い性能のバランスのとれたファブレットです。大容量の5000mAhバッテリーも良いですね。販売国によっては日本語ロケールが無い場合があります。
OPPO R9s Plus 海外では高い人気の機種
OPPOは海外では高いシェアを誇りソニーよりも販売台数が多いメーカーです。OPPO R9s PlusはR9 Plusの後継機でRAMが6GBに増強されています。前面カメラにはセルフィー自分撮りに強い1600万画素カメラが搭載されているのが特長です。
デュアルカメラ搭載のファブレット OPPO R11 Plus
R9s Plusの後継機となるファブレットOPPO R11 Plusが6月に発表されました。デュアルカメラ搭載やcpuにSD660搭載するなど大幅に性能が向上している。少し残念な点は充電端子がMicro USBであることです。
SONY Xperia XA Ultra
性能も普段使いには十分な性能でベゼルレスなので持ち易い良機種です。日本語ロケールも当然あるので、海外販売機種ですが特別な設定をすることなく使う事が出来ます。値段も手ごろで通販サイトでも入手しやすい機種です。
プラスエリアには対応していないので電波を掴みにくい場所があり、日本国内でメイン機種として使うのはオススメできません。サブ機か海外用機種としてはコスパも高くオススメの機種です。
現在エントリークラスのスマホでも搭載されている指紋認証は付いていません。
新型ファブレット Xperia XA1 Ultra
今年2月に発表された新型ファブレットでXperia XA Ultraの後継機です。デザインはほぼ同じで、CPUがMediaTek Helio P10がP20になるなど各スペックが強化され正常進化といった感じになっています。
その他の6型ファブレット
nubia Z11 Max
ZTE Axon 7 MAX
Samsung Galaxy C9 Pro
Gionee M6 Plus
vivo X9Plus
通話可能な7インチタブレットの比較 【2017年版】